英語洋書・絵本「The Duckling Gets a Cookie?!」を実際に読んだ評価とレビュー「総合評価 ★★★★」

日本にいながらバイリンガル子育てに挑戦する2児のママです。

実際に子供に読んだ英語の洋書の評価とレビューを私の主観で行っております。

実際に読んでみてどうだった?本の内容は?
英語の難しさはどれくらいだろう?

買ってみたいけど、中身がよくわからないから悩んでいるという方や本の内容が知りたいという方に参考になればと私なりの主観で本を紹介させていただきます。

※本の大きさをわかりやすくするためにIphone6と比較しております。(iphone6のサイズは138.1×67.0×6.9mmです)

※本の内容を知りたくないと言う方は本のストーリーの箇所は読まないようにお気をつけてくださいませ。

目次/Contents

この記事を読んでわかること

・この本の評価

・作者と本のストーリー、英語の難易度とポイント

・実際に読んだ時の子供の様子

・この本のメリット、デメリット

・まとめ

この本の評価

総合評価

文章内容の難しさ

絵の可愛さ

ボリューム

単語レベル

推奨年齢 :2歳〜6歳

重さ・サイズ:394.3g・縦約23.6cm✖️横約23.6cm✖️厚さ約1.1cm

本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙のような手触りでコーティングはされてないので、破けやすいです。

ページ数:35ページ

英語の文法のポイント : May i have 〜? Ask for 〜?

作者と本のストーリーと英語の難易度とポイント

作者

Mo Willems / アメリカ

公式HP

http://www.mowillems.com

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/Mo_Willems

Mo Willemsさんの他の作品

Mo Willemsさんはセサミストリーとのアニメーターや作家として働いた経験もあります。

本のストーリー

小さなアヒルの子と1匹の鳩のお話しです。

アヒルの子は「クッキーを頂けませんか?」というとクッキーが上から降りてきて、もらうことができました。「ありがとう」と言ってナッツがいっぱい入ってるなと思って見ていると、鳩がやってきました。

鳩が「どうやってそのクッキーもらえたの?」と聞くと「頼んだよ、丁寧に」とアヒルの子が答えます。ナッツが入ってると鳩が言います。

鳩はいつも頼んでるけど、もらえたことがないので、アヒルの子がもらえたことに不公平だと思います。

ホットドックパーティーやキャンディ、他にもたくさん頼んだけど、もらえたことないよ。今はなぜなの?と疑問に思ってます。

他にもあります。ハグやもう1回本読んでとか夜更かししていいかも聞いたけど、頼んだことでもらえたものってあるのかなと自問自答します。

ないです!不公平だと鳩は言います。アヒルの子は欲しいものを手に入れて、鳩は手に入れられません。

鳩だってクッキーが好きです。なんでクッキーをアヒルの子がもらえて、私はもらえないのかと言います。

するとアヒルの子はクッキーを鳩にあげました。鳩はびっくりします。ありがとうと言ってクッキーを食べました。

アヒルの子はまた「クッキーをいただけませんか?」と言い、だけど今度はナッツが入ってない方がいいなと言いました。

英語の難易度

英単語でわからない単語はほとんど出てこないです。

ask for だけ理解していればすらすら読めます。

英語のポイント

May i have a cookie, please?

クッキーをいただけますか?

May I have 〜? = 〜 をいただけますか?
I want to 〜? や Please 〜? を子供が言えるようになったら、丁寧な言葉も覚えてもらいたいなと思います。

Flappy Flop Flap!

ヒラヒラ、ササッ、パタパタ。

「Flap the wing. = 羽をパタパタさせる」です。
子供が鳥の真似をして両手を広げる時にFlap the wing と言っています。

I ask to drive the bus!

私はバスの運転をお願いしました。

Iceberg = 氷山

氷山の一角は tip of an iceberg になります。

参考:  https://ejje.weblio.jp/content/iceberg

実際に読んだ時の子供の様子

クッキーとDuckが大好きな子供にはこの本はお気に入りの1冊だったようです。鳩はいつもいろいろ頼んでるけど頼んだものを貰えたことがなく、アヒルはクッキーをもらえたというストーリーは理解してないようでしたが、2歳半で鳩トアヒルの区別はだんだんとつくようになったので、鳩という単語を覚えることができてうれしそうでした。それまでは全てBirdだったので、Birdの中にも種類があることを学べてよかったです。

メリット

・May I have は2回しか出てきませんが、それでも最初にアヒルがクッキーをもらうときに言うので、May i haveを覚えて、つかえるようになるいいきっかけになる本だと思いました。

・鳩がいつも頼んでいることは「いいよ」って言うには難しいことばかりを頼んでいることに、駄々をこねる子供と重なる部分があり、大人はとても面白いと感じる本だと思いました。

・子供と一緒に鳩は欲しいものがいつも貰えないと思うのはなんでだろうと考えたいと思いました。

・公園に鳩がいて、自分たちの近くにきたら、きっとクッキー頂戴って言ってるんだろうなと子供と話ができるかもしれません。

デメリット

・アヒルの子がクッキーをもらえたのは丁寧に頼んだからだよと言うふうにママがこの本を通して教えるのか、鳩はいつもなんでなんでばかり言ってるけど、欲しいものは欲しいってちゃんと言うから鳩はクッキーをもらえたんだよと解釈するのか、読み手によって考え方が全然違うんだろうなと思う本でした。

まとめ

いつもいつもなんでなんでや、やりたいことが自分でできなかったりすると泣きじゃくる娘と鳩が重なり、読んでいて面白かったです。

アヒルの子みたいに、あれもこれも欲しいとかしたいとか言わず、一言可愛く「〜が欲しい」とか「〜ください」とか言えば、簡単に手に入るものがあるのになと2歳〜3歳の駄々こねる時期の我が子への教訓のような本でした。

「クッキーが食べたいの!今じゃなきゃ嫌なの!!!えーん、えーん!!!」みたいな言い方をする我が子に「クッキーください」でクッキーをあげるのなとそれだけでいいのにと理解してもらえたらと思いました。

夫も面白いなと言っていたお気に入りの本です。

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https://books.rakuten.co.jp/rb/11645489/