英語洋書・絵本「Lyle,Lyle,Crocodile」を実際に読んだ評価とレビュー「総合評価 ★★★★」

日本にいながらバイリンガル子育てに挑戦する2児のママです。

実際に子供に読んだ英語の洋書の評価とレビューを私の主観で行っております。

今回ご紹介させて頂くのは『Lyle,Lyle,Crocodile』の絵本です。

実際に読んでみてどうだった?
本の内容は?
英語の難しさはどれくらいだろう?

買ってみたいけど、中身がよくわからないから悩んでいるという方や本の内容が知りたいという方に参考になればと私なりの主観で本を紹介させていただきます。

※本の大きさをわかりやすくするためにIphone6と比較しております。(iphone6のサイズは138.1×67.0×6.9mmです)

※本の内容を知りたくないと言う方は本のストーリーの箇所は読まないようにお気をつけてくださいませ。

目次/Contents

この記事を読んでわかること

・この本の評価

・作者と本のストーリー、英語の難易度とポイント

・実際に読んだ時の子供の様子

・この本のメリット、デメリット

・まとめ

この本の評価

総合評価

文章内容の難しさ

絵の可愛さ

ボリューム

単語レベル

推奨年齢 :2歳〜7歳

重さ・サイズ: 421.7g・縦約27.4cm✖️横約21.3cm✖️厚さ約1cm

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングされたしっかりとした紙です。

ページ数:48ページ

英語の文法のポイント : 過去形、過去分詞、過去進行形、should

作者と本のストーリーと英語の難易度とポイント

作者

BERNARD WABER / アメリカ

ウィキペディア

https://en.wikipedia.org/wiki/Bernard_Waber

BERNARD WABER さんの他の作品

The House on East 88th Street は 1962年に最初に出版され、 ライルのシリーズのLyle, Lyle, Crocodileは1965年に出版された本になります。

この本のストーリー

プリム夫妻と息子のジョシュアは西88番街に住んでいます。そしてワニのライルも一緒に住んでいます。ライルはとても幸せでした。だけどライルが幸せな時、誰かを不幸せにしていました。その誰かと言うのは近くに住むグランプさんの猫のロレッタです。ライルは猫と仲良くしたかったのですが、ライルが笑うとはますます怖がりました。飼い主のグランプさんは怒っていて、おうちの安全のためにライルをどうにかしないとと考えました。

そんなことは知りもせず、ライルはジョシュアと友達と遊びました。ライルがみんなと遊んでいて飛んでいるのを、外に出てきたロレッタが見るとロレッタはとても怖くなりふるえ、木の上に登ってしまいました。グランプさんがやってきてロレッタを落ち着かせ、きからおろしました。グランプさんはとても怒っていました。

次の日から数日はプリム夫人はライルのそばにずっといるようにしました。ライルとキッチンで料理したり、ライルと公園でランチをしたりしました。街へ一緒にお出かけもしました。スケートもしました。

ある日、プリム夫人とライルは大きなデパートに買い物にいきました。グランプさんが働いているデパートでした。突然、グランプさんの声がスピーカーから流れてきました。パジャマコーナーのセールのアナウンスでした。一斉にお客さんたちがパジャマコーナーへ行くと人混みに圧倒されてライルとプリム夫人ははぐれてしまいました。するとライルはどこからか知ってる声が聞こえてきました。ヘクターPヴァレンティさんでした。彼はパジャマを売っていました。昔、パフォーマンスで旅をしていた時に一緒だった人です。

プリム夫人はライルを探しまわります。いろんな店員さんに聞きますが、みんなライルを見てないと言います。そして人だかりを見つけるとライルとヘクターさんがパフォーマンスをしてました。プリム夫人がライルを見つけると同時にグランプさんがやってきて、「ここでなにをしている、ワニはデパートに入ってはいけない」と怒鳴りました。

次の日プリムさんがやってきて、動物園の許可書を持ってきました。ライルは動物園に行かなければならなくなりました。ライルは他のワニと同じようにしてみました。ライルは動物園にきたお客さんたちを楽しませました。そして動物園の人気アトラクションになりました。

ジョシュアとプリム夫人は定期的にライルに会いに動物園にいきました。ライルが好きなおもちゃを持っていき、たくさん質問しました。ライルが心配でたまりません。ライルは平気な顔をしてみますが、幸せでないことはプリム夫人もよくわかりました。

ある夜、ヘクターPヴァレンティが飼育員のように現れて、おりのドアを開けました。そしてライルを連れ出し、「一緒にオーストリアに行ってまた昔の演技をしよう」とライルにいい、「もう家に帰れない」と伝えます。そしてライルに最後に一度、家を見せようと88番街に向かいました。眠っている通りを通ると突然、煙がでているおうちを見つけました。それはグランプさんの家でした。ライルは家を壊して入り、眠っていたグランプさんたちを助けました。

グランプさんはとても感謝して、騒ぎでおきたみんなに言いました。「このワニは世界で一番素晴らしワニです。また近所に住むことを喜んで受け入れましょう」と言いました。

そしてその夜ライルは家に帰ってくることができました。

数日後、ヴァレンティさんのお別れ会が開催されました。彼はオーストラリアに行くことに決めました。

そして、ロレッタもライルと仲良くなりました。

英語の難易度

イラストも場面ごとにわかりやすく描かれていますし、ワニやイラストの表情でどんな感情かも伝わってきます。しかし、わからない英単語や言い回しなども出てくるので、はっきりとした意味がわからなかった文章もありました。

わからない単語を調べましたので、意味がわからないという方は下記参考にしていただければと思います。

英語のポイント

Whenever his cat caught even the slightest glimpse of Lyle,she would fling herself into a nervous fit.

彼の猫がライルをほんの少し見ただけでも、彼女はとても神経質になりました。

win over = 納得させる、口説き落とす、味方にする

Now Mr.Grumps was really furious.

今、グランプさんはとても怒っていました。

https://eow.alc.co.jp/search?q=furious

authorize = 許可する、権限を与える

He tried putting on a brave front, but Mrs. Primm knew very well he was unhappy and fought back her tears.

彼は平気を装うようにしてみましたが、プリム夫人は彼が幸せではないことをわかり、涙を抑えました。

put on a brave front = 平気を装う、何くわぬ顔をする

astonished = 驚いた、びっくりした

witness = 目撃者、立証、証人

実際に読んだ時の子供の様子

ワニの表情が大きく変化するわけではないですが、だんだんこのワニが可愛くなってきます。

2歳半の娘には少々長すぎたようで、2ページくらいから遊び始めてしました。

ライルと名前とこのワニが可愛くおもえるようになるにはもう少し時間が必要かなと思いますので、今は真剣に聞いてなくても読み続けることが大事かなと思いました。

メリット

・可愛いイラストで子供の興味をよく引いてくれるようなイラストです。

・子供が大好きな本で、自分のお人形を「ライル」と名付けるくらい親しみのあるワニです。

・イラストもワニに親しめるようなイラストです。

デメリット

・少し長いです。ストーリーは面白いので読んでいるママは長くてもいいのですが、このショートバージョンがあったらいいのになと思ってしまいました。

・現実的にワニをペットにするのは難しいと思います。

まとめ

この本を読んでいて思い出したのはパディントンとライオンの本です。パディントンも近所に気難しい隣人がいて、パディントンをとても嫌がります。ライオンの話は人間が大好きな動物園のライオンがある日おりが空いていて、いつも動物園にきて笑いかけてくれるひとたちに喜んで会いに行くけど、みんなが怖がると言うお話しです。

ストーリーは似ているようでしたが、みんなそれぞれの展開がありました。

ライルのワニは最初はあまり気にしてなかったんですが、だんだんと読んでいるうちにライルが可愛く見えてきます。

これから子供もこの本がもっともっと好きになって行くと思いますので、これからも読み続けたいと思いました。

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