英語の絵本「Ned and the Joybaloo」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしてます。
この記事では英語の絵本「Ned and the Joybaloo」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
※ストーリーは知りたくない場合はストーリー解説部分を飛ばしてお読みください。
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「Ned and the Joybaloo」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜8歳
重さ・サイズ:262.2g・縦約23.6cm✖️横約20.4cm✖️厚さ約0.7cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙のような手触りでコーティングはされてないので、破けやすそうです。
ページ数:25ページ
英文法のポイント : 過去形



「Ned and the Joybaloo」の作者
Hiawyn Oram / 南アフリカ
紹介HP
https://www.walker.co.uk/contributors/Hiawyn-Oram-4496.aspx
Hiawyn Oramさんの他の作品
Hiawyn Oramさんは女優を目指して演劇学校に通った経験があります。
「Ned and the Joybaloo」のストーリー
この絵本は思春期の少年がジョイバルーと出会い別れることで成長することを表現しています。
金曜日を除いてネッドはしかめ面をして起きます。そしてお母さんにぶっきらぼうな態度をとります。だけど金曜日は上下逆の虹のように笑顔で起きました。金曜日の夜に彼はジョイバルーに出会いました。ネッドにとってジョイバルーとの出会いは簡単だったわけではありません。彼は色々なところをのぞいて見ました。
そしてある金曜日の夜乾燥用戸棚で大きな美しいジョイバルーに見つけました。2人はネッドのベッドで踊り、高く高く跳ねて、天井があいて星空に飛び出しました。彼らはゆっくりとした暗いぬかるみを滑らかに進み、暖かく流れの早い小川で泳ぎました。最後の一滴のいたずらを搾り出してから彼らは金曜日の同じ時間と同じ場所で毎日また会おうと約束しました。
ネッドは毎日ジョイバルーに会いたくなります。ネッドは何も手がつかなくなり、ご飯も食べなければ縦笛も練習しませんでした。彼は夜遅くまで起き、ジョイバルーに言いました。「僕のことを気にしているなら毎日きてくれてもいいのに」というとジョイバルーは「使いつくされてしまう」と言いました。だけどネッドはジョイバルーを無理矢理引っ張って、遊びに行きます。ネッドはジョイバルーがだんだんと小さく、色もあせていくのに気づきませんでした。
そしてある夜、ジョイバルーは戸棚からいなくなってしまいました。それからネッドは自分で何か新しいことを探すようになりました。驚くことにそれは難しいことではありませんでした。そして彼はまたぐっすり眠って、ジョイバルーの喜びを取り戻す日の幸せを夢見ています。



「Ned and the Joybaloo」の英語の難易度
難易度
英単語もしらないのが結構出てきました。また、本のストーリーは読み終わるとそれぞれ感想が違うので、色々な見方ができます。ストーリーが深い分、難しく感じます。
英語のポイント
withe the frown on one’s face = 苦り切った顔で、しかめ面をして、顔をしかめて
gruff = 粗雑な、荒々しい、ぶっきらぼうな、つっけんどんな
look in = 中をちょっとのぞいて見る、ちょっと立ち寄る、ちょっと訪ねる、様子を見にちょっと寄る
airing cupboard = (衣類などを熱で乾かすための)乾燥用戸棚
bounce = 跳ねる
propel = ~を前へ押し出す、~を進ませる
slide =滑らかに動く、滑る、滑走する
mud = 泥、ぬかるみ
stream = 小川、水路、細流
wayward = 気の変わりやすい、気まぐれな、予測できない
squeeze = 搾り出す
mischief= いたずら、わるさ
get used up = 使い尽くされる



実際に読んだ時の子供の様子
2歳8ヶ月の娘に「おばけ」や「ジョイバルー」のような架空のものや体のないものを教えるのが難しいです。
娘は「トトロ」さえも怖がります。
絵本の1つとしてこの本を読ませてみましたが、まだ興味を引かないようでした。この絵本の感想が言えるくらいになったらもう1度読んで、感想を聞いてみたいです。
オススメしたい点
・思春期の男の子の成長が感じられる本です。
・子どもによって感じ方が違うと思いますので、色々なお子様にみせて感想を聞きたいと思いました。
・ジョイバルーと男の子が川や沼で遊ぶシーンはとても夢のある素敵なシーンです。
注意されたい点
・内容が深すぎて理解できないなと思う文章もありました。
まとめ
最初にこの本を読んだ時の感想は「よくわからない」でした。ジョイバルーと出会って、お別れする男の子のストーリーは理解できますし、ジョイバルーと色々な場所へ飛んでって遊ぶのも理解できました。ですが、一文一文訳して読んでみると、どういう意味だろう?と思う文章がいくつかありました。
調べてみると日本語の絵本でも「よくわからない」という感想を持った方がいらっしゃるようで、この本は読み手によって色々な捉え方ができるのだなと感じました。
数回繰り返し読んでみるとだんだんと理解できてきたのでとても奥の深い絵本だと思いました。奥の深い絵本は感受性豊かなこの少年と同じくらいの歳の子に読んであげると一緒に感想も言いあえて興味深いと思います。
じっくり深く読める絵本はなかなかないのでおすすめです。


