英語の絵本「THE MITTEN」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしてます。
この記事では英語の絵本「THE MITTEN」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「THE MITTEN」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :2歳〜7歳
重さ・サイズ:398.2g・縦約25.8cm✖️横約21.3cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙のような手触りでコーティングはされてないので、破けやすそうです。
ページ数:30ページ
英文法のポイント : 過去形、過去完了系



「THE MITTEN」の作者
Alvin R. Tresselt / アメリカ
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Alvin_Tresselt
Alvin R. Tresselt さんの他の作品
Alvin R. Tresseltさんの作品のWhite snow,Bright snowという絵本がコールデコット賞を受賞しています。
「THE MITTEN」のストーリー
この絵本は森に手袋を落とした少年の手袋のお話です。
寒い冬のある日、少年は手袋を編んでいるおばあちゃんに言われて森へ薪をとりにとぼとぼと歩いていました。朝中少年は木の棒を拾い集め、そりがいっぱいになり家に向かいました。そして最後の木の棒を拾った時に少年は手袋を片方雪の中へ落としてしまいました。少年はこの寒い日になんでこんなことができたのでしょうか。
少年がみえないところまでいくと1匹のねずみが森からちょろちょろと出てきました。ねずみはとても寒くて、フワフワの手袋をみて、素早く手袋に入りました。小さいねずみにぴったりです。やがてカエルがきて、「誰かいますか?」と手袋にむかっていうので、ねずみは「私だけだよ。凍ってしまう前に中に早くはいりなよ」と言いました。彼らが心地よくぴったろ入ってすぐにふくろうがやってきました。そして「私もご一緒してもいい?」といいました。ねずみは「お行儀良くしたら良いよ」と言います。カエルは「ここは狭いからクネクネ動かないでね」と言いました。
そしてまたすぐにうさぎがやってきて、「私の入るスペースはある?」みんなは「そんなにたくさんのスペースは空いてないよ。だけど入りなよ」と言いました。うさぎが体を押し込めた時にキツネがやってきました。ねずみは気前よくなるべきではなかったですが、寒そうなキツネをみると何をすることができたでしょか?そして今、狼がやってきてみんな少しずつスペースをつくると狼は手袋の中に入りました。
そして猪が現れましたときには手袋はすでに伸びてしまっていて、入るスペースはないと言いましたが、「気をつけるよ」と猪は手袋に入ってきました。さらに悪いことに熊が現れました。熊が話す前にみんな「スペースないよ」と言いました。熊は「そんなことない。一人分のスペースはあるよ」と手袋にはって入ってきました。手袋はミシミシと音がして片方が破裂しているようでした。それから遠くから黒いコオロギがやってきました。彼女はとても年寄りで寒さで痛む足がきしんでいました。コオロギが手袋の入ると手袋は破れてしまい、中の動物のみんな飛び出してきました。
そしてその時少年は手袋が片方しかないことに気づきました。彼は戻ってどこに落としたか探しに行きました。だけど引き裂かれた手袋しか落ちていませんでした。彼は少年はチョロチョロと走っていったネズミが手袋の親指を頭にのせているのをみて、わかりました。そして冷たくなった片手をコートのポケットに入れて「おばあちゃんの新しい手袋がもうすぐ編み終わる」といい、家に急いで帰りました。おじいちゃんはその手袋に本当は何があったのか知ることがないねといいました。



「THE MITTEN」の英語の難易度
難易度
ストーリーがわかりやすいので、手袋がいっぱいになって破ける手袋の様子を表現する英単語を理解する必要があります。
英語のポイント
trudge = 重い足取りでトボトボ歩く
load = 〔物で場所を〕山積みにする、あふれさせる
scurry= 小走りで行く、チョコチョコと走る
presently = 現在、やがて、間もなく、
snugly = こぢんまり、ぴったり、心地よく
mind your mannar = お行儀良くしなさい
wiggle = 小刻みにクネクネ動く
trot = 速足で駆ける、小走りする
along with others = 他の人[物]と一緒に
generous = 気前の良い、惜しみない、物惜しみしない
good deal of = 《a ~》かなりたくさんの、多量の、大量の、多くの、多額の、よほどの、多大の、多分の、
should not have = ~すべきではなかった(のにしてしまった)、~するんじゃなかった、~しなきゃよかった、~してしまったのはまずかった、~したからいけないんだ
snorting = 〔荒い鼻息のような〕シューッという音を出す
squinch = 目を細める
along with = ~と一緒に、~と共に、~と共謀して
anxious = 〔これから起きることについて〕心配して、気掛かりで、気が気でない
stretch = 〔服などを〕引っ張ってたるませる、伸びさせる
nonsense = くだらない、ばかけてる、おかしいよ
crawl = ハイハイする、はってあるく
creak = 〔古くなったドア・床板などが〕きしむ、きしる、キーキー[ギシギシ]という音を立てる
groan = うめき声、うめくような音
pop = 〔音を立てて〕破裂する、飛び出す
creaky = 〔物・体が〕老朽化した、がたの来た
ache = 〔体の一部が絶えず鈍く〕痛む、うずく
hop over = ~を乗り越える
squeeze = 〔人や物などを狭い場所に〕押し込む
ripped = 引き裂かれた
lining = 裏地、裏当て、内張り
perch = 〔織った布を〕検反用の枠に掛ける



実際に読んだ時の子供の様子
素晴らしいお話ですが、手袋をしたことがない娘は手袋をみて「MITTEN」といってもなにかピンときてない様子でした。なので、MITTENの歌を歌ってからMITTENに興味をもたせて本を読みました。
オススメしたい点
・手袋を落としてしまったり、無くしてしまう子どもにこの絵本を読んであげたいと思いました。
・もしも無くしたことに気付いて、戻っても見つけられなかった場合、もしかしたら動物が持っていったのかもねと子どもとお話することができます。無くしたことを叱る前にこのような素敵な物語があるのかもしれないということを子どもと話した上で、だけど手袋をなくしたことはいけないこと、今度から無くさないようにと教えることができます。
・冬に読みたい、おすすめの絵本です。この絵本を読むことで手袋をなくさないようにしようと伝えることができます。
注意されたい点
・私も私の母も(子どもおばあちゃん)も手袋はあまないので、新しい手袋はすぐに用意してあげられないかもしれません。
まとめ
寒い冬の日のおでかけの前や手袋をつける予定のときに見せたい絵本です。
また手袋をもしなくてしまったら、叱る前にこの絵本をみせて、なくなってしまった手袋のこと、編んでくれたおばあちゃんのことなどを子どもに考えさせたいなと思いました。


