英語の絵本「Frederick」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしてます。
この記事では英語の絵本「Frederick」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「Frederick」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜8歳
重さ・サイズ:383.4g・縦約28cm✖️横約23.2cm✖️厚さ約1.1cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていますが薄い紙です。
ページ数:32ページ
英文法のポイント : 過去形



「Frederick」の作者
Leo Lionni / オランダ
公式HP
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/レオ・レオニ
Leo Lionniさんの他の作品
Leo Lionniさんは国語の教科書にものっている「スイミー」の著者です。
「Frederick」のストーリー
この絵本は冬の準備をする野ネズミの家族の中の1匹の変わり者のフレデリックの話です。
馬や牛のいる牧草地の古い石垣におしゃべり好きな野ネズミの家族が住んでいました。しかし農家の人は引っ越してしまい、納屋も倉庫も空になってしまいました。冬が近くのでネズミ達は木の実や麦などを夜も昼も集めて働いていました。しかしフレデリックを除いてです。みんなは「なんで働かないの?」と聞くと「働いてるよ。太陽の光を集めているよ」と言いました。また色を集めているときもありました。フレデリックが半分寝ている時に「夢を見ているの?」と非難するように聞くと「いいえ。言葉を集めているの」と言いました。
冬になり最初の雪が降ると5匹の野ネズミは石の隠れ家に隠れました。最初はたくさんの食べ物があり、キツネや猫の話もして幸せな家族でした。しかし少しずつ食べ物が減り、だれも喋る気がなくなりました。
そしてみんなはフレデリックが入っていた、集めていた太陽や色や言葉を思い出し、フレデリックに「あなたの蓄えはなに?」と聞くとフレデリックは大きな石に登って「目をつぶって」といいました。そして太陽の輝きをみんなに分けるとみんな暖かくなってきました。フレデリックの声のせい?それとも魔法なのでしょうか。そして次に色です。また目を閉じるようにみんなに言い、青いツルニチニチソウや黄色い小麦の話をするとみんなはっきりと色をみることができました。
そして言葉は?とみんな聞くとフレデリックは「誰が雪片をまいたの?誰が氷を溶かしたの?誰が天気を台無しにするの?誰がよくするの?・・・・・」と詩をよみました。みんな拍手喝采し、「詩人だね」と言いました。フレデリックは顔を赤らめて「やっぱりそうかな」と言いました。



「Frederick」の英語の難易度
難易度
文法が難しくて意味がわからないなどの難しさはなく、読みやすいストーリーです。聞いたことがない単語がでてきて、難しい単語を使っていると感じました。
英語のポイント
graze = 草をたべる
meadow = 牧草地
barn = バーン、納屋、物置、倉庫
granary = 穀倉地帯、穀物倉
chatty = 〔人が気さくで〕おしゃべり好きな
field mouse = 野ネズミ
abandone = 〔家族・地位・妻子・友人などを〕捨てる、遺棄する、見捨てる、置き去りにする、置き去る
ray = 光線を出す、輝く、放射する
reproachfully = 非難するように、とがめるように
run out = 使い果たす、使い尽くす、底を突く、売り切れる、完売になる、売り切る、品切れになる
hide out = 〔犯人などが〕潜伏している
nibble = かじる、少しずつかじる、ちびちび飲む
periwinkle = 《植物》ツルニチニチソウ、蔓日々草
applaude = 拍手喝采する、ほめる
scatter = 〔物を〕ばらまく、まき散らす
spoil = 〔物・事を〕台無しにする、だめにする、悪くする、役に立たなくする
poet = 詩人
blush = 赤面する



実際に読んだ時の子供の様子
mouse!mouse!といってネズミの数を数えてました。5匹しかいないのに、10匹数えてました。
オススメしたい点
・スイミーとフレデリックが同じ著書とは知らなかったのですが、大人になって知りました。教科書にのるような作品を描く著書の色々な作品を子どもの頃から読ませてあげることができます。
・フレデリックはみんなが働いていた時にぼーっと座っていて、みんなは怒っていましたが、チームの中でみんなと同じことをすればいいわけではないことを学ぶことができます。
注意されたい点
・フレデリックはみんなのためになることができましたが、それでも冬支度の間に座ってぼーっとしていると誤解を招いてしまいます。日常生活ではみんなに説明して誤解のないようにすることも大事だと教えたいです。
まとめ
日本でもキャラクターとして有名なフレデリックの絵本です。キャラクターは知っていましたが、絵本はどのような話だろうと思い、ワクワクして読みました。私は絵本もとてもおもしろいストーリーだと思いました。
出産祝いにこの本とフレデリックのグッズなども素敵なギフトになると思います。


