英語の絵本「OWL MOON」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしてます。
この記事では英語の絵本「OWL MOON」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「OWL MOON」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :2歳〜8歳
重さ・サイズ:429.4g・縦約28.6cm✖️横約22.5cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングされていてしっかりしています。
ページ数:32ページ
英文法のポイント : 過去形



「OWL MOON」の作者
Jane Yolen / アメリカ
公式HP
https://www.janeyolen.com/category/books/by-date/page/30/
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェイン・ヨーレン
Jane Yolenさんの他の作品
1988年にコールデコット賞を受賞しています。
「OWL MOON」のストーリー
この絵本はお父さんと主人公の少女が雪の積もる寒い雪の日にふくろに会いに林にいくお話です。
ある冬の夜お父さんと私はふくろうの真似をしに行きました。遠くで電車の汽笛が低く長く悲しい音のように聞こえます。農場の犬が電車に答えて吠えると他の犬も吠えます。そしてその音が消えていく夢の中にいるみたいに静かです。お父さと私は林に向かって歩きました。
お父さんの影は長くて私の影は短くてまるくて私にぶつかってきますが、大きな声は出しません。お父さんがいつもふくろうの真似をしにいくときには静かにしなければいけないと言うからです。マツが並ぶ場所へ到着し、お父さんが手を口にあてて偉大な誇り高いふくろの鳴き声の真似をします。何度も何度もします。
ですが、ふくろうからの返事はありません。お父さんは肩をすくめました。私たちは歩き出しました。鼻と頬が寒さと熱さも感じます。だけど私は何も言いません。ふくろうの真似をするときには静かにしなければいけないし、自分で暖かくしなければいけません。
林の中に入ると影がみたことないくらい黒くなりました。林の木の後ろには何が隠れているのか私は聞きませんでした。ふくろうのまねをしにいくときには勇敢でなければなりません。そして私たちは林の中のはっきり見える場所へ来ました。そしてお父さんがふくろの鳴き真似をしました。
私の耳は寒さでとても痛く、目は曇りました。お父さんがもう一度泣き真似をしようとしたとき、木を通してエコーが聞こえてきました。お父さんと私はほほえみました。ふくろうの声が近づいてきました。そしてふくろうの影が近づいてきて、ふくろうの影はまたほーほーと鳴きました。
お父さんは懐中電灯をつけるとちょうど木の枝にふくろうが止ったところでした。1分、3分、100分だったのかもしれませんが、私たちはお互いを見つめました。ふくろうは激しく羽を上下して音もなく飛び立ちました。お父さんは「家に帰ろう」と言いました。そしてもう話してよくて、大きな声でわらってもよくなりました。



「OWL MOON」の英語の難易度
難易度
英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。
英語のポイント
go owling = ふくろうの真似をしにいく
fade away = 消えていく
bump = ぶつかる、突き当たる
call out = 大声で呼ぶ
pine tree = マツ
shrug = 肩をすくめる
stain = よごれる、しみをつける
threading = 縫うように通り抜ける
pump = 激しく上下する



実際に読んだ時の子供の様子
表紙のイラストのOWLのアルファベットとMOONを読んでいましたが、表紙の絵にはふくろうのイラストがないのでよくわからない様子でしたが、絵本を読んでみるとふくろうがでてきて「OWL」と言っていました。ふくろうが出るまでのお父さんと少女の話はすこし飛ばして読みました。
オススメしたい点
・この少女はお父さんがふくろうに会いにいくときには静かにしなければいけないということを林で怖くなったりしたともずっと守っていて、偉いなと思いました。約束をしっかり守ったから少女はふくろうを見ることができたんだねと約束を守る大切さも教えることができる作品です。
・雪道を歩いて林に向かうときの表現がまるで詩のようで、夜の雪道をあるく時の静けさや犬たちの遠吠えの様子などがはっきりイメージできました。子ども夜の影を表現する言い方など覚えてくれると語彙の幅が広がると思います。
注意されたい点
家の裏に林があったとしてもふくろうに会えるかどうかはわかりません。日本に生息する野生のフクロウを探してみるのもいいかもしれません。
まとめ
寒い冬の日にお父さんと一緒に野生のふくろうを見にいくなんてとても素敵な体験だなと思いました。冬の林に入るのはとても怖いですが、子どもにとっても素晴らしい経験になるだろうと思いました。自分の子どもにもふくろうではなくても、何か特別な体験をさせてあげたいなと思いました。
こんなことができるんだ!こんなことをやってみたいという意思が芽生える2歳〜3歳くらいに読んであげたい本です。


