英語の絵本「BlacK AND WHiTE」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★まあまあ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「BlacK AND WHiTE」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「BlacK AND WHiTE」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :5歳〜12歳

重さ・サイズ:485.7g・縦約31.1cm✖️横約21cm✖️厚さ約10cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:32ページ

英文法のポイント :過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「BlacK AND WHiTE」の作者

David Macaulay / イギリス

公式HP

https://davidmacaulay.com

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/David_Macaulay

David Macaulayさんの他の作品

David Macaulayさんはイギリス人ですが、小さい頃にアメリカにいて、今もアメリカに住んでいます。

「BlacK AND WHiTE」のストーリー

見開きページで4つのストーリーが同時に進んでいきます。4つのストーリーが部分的につながります。

見開き左上のストーリー「Seeing Things」

少年が電車にのって一人で旅をするお話です。しきり客室に座っていると向かいに老人の女性が座りました。何かが電車を妨げているとアナウンスがありました。少年は窓から体を乗り出し、電車の前の石が何かを見ようとしました。運転手がエンジン車両から降りて石のところにいき、叫んでてを振り動かしています。少年は庭の手伝いで石を動かしたことがあるので、叫んでも石は動かないことを少年は知っていて、その動作に笑いました。するとその時びっくりするようなことが起こりました。石が動いているのです。ゆっくりと石は浮かんで藪の中などにいきます。最後の石がなくなると運転手は電車に戻り、動き出します。そして電車の揺れで少年はまた眠ります。目を開けると老人の女性はいなくなっていました。少年はそでで窓の曇りを拭いて外を見ました。雪のようなものがちらちら舞っています。それは雪ではなく新聞紙でした。奇妙な生物が新聞紙を空中に投げています。笛の音がなり、電車は激しくゆれて動き出し、少年はまた席につきました。少年が目覚めると電車は巨大なガラスの屋根の駅につきました。そして2人の親しみのある形が電車に近づきました。お母さんが「こんにちは、私の天使。どんな旅をしてきたの?」と聞きました。

見開き左下のストーリー「Problem Parents」


両親についてのことは、彼らがあなたを理解していなくても、あなたは彼らを頼りにすることができるはずだということです。毎朝7時に両親は仕事に出かけます。そして毎晩7時に帰ってきて、子供たちに宿題を聞いてベッドに送ります。ですがその夜両親は何かが違っていました。両親は新聞紙を体に包んできました。「彼女は山にやってきた」の歌を歌っています。奇妙よりも怖いです。弟も一緒になって新聞を体にくるみ、マーチをします。姉は郵便をお父さんに渡すとお父さんははビリビリにちぎります。突然弟が「夕食を食べにいこう」と言います。姉は家でも充分に最悪なのに、外にでるの?と思います。お父さんは「この洋服を家に置いていかないと」と言いました。車の中で彼らは歌いました。そして新聞に包まれたフィッシュアンドチップスをみてお母さんが言いました。「ほらみて、みんなやってる」最終的にはなんか楽しくなってきて、家につくと新聞紙や上を掃除してベッドにいこうとするとお母さんが、「宿題はどうなったの?」と言います。

見開き右上のストーリー「 A WAITING GAME」

このコマはほとんどイラストのみのページですが、英語の文章があるページが少しあります。ある駅のホームのイラストです。五人の人が新聞を同じように広げて立っています。14人が同じように新聞を広げています。そしてもっとたくさんの人と青い制服のスタッフが立っています。電車が遅れているアナウンスがありました。全員が新聞を読んでおらず、7人が新聞を読んで他のひとは立っています。誰も新聞を読んでいません。電車のスタッフが線路の音を聞いています。また電車の遅延のアナウンスがありました。一人の女性が新聞でカブトを作って頭にかぶりました。そして他の人も真似してカブトを作ります。また電車の遅延のアナウンスがあります。みんながかぶとや上着を作ります。駅を新聞でデコレーションし始めました。新聞をちぎって、空中に投げます。そこへ電車がきて、みんな乗り込みました。

見開き右下のストーリー「Udder Chaos」

ホルスタインの最悪なことは野外に出るとほとんど見つけられなくなることです。悪夢のようで本当におります。白と黒のホルスタインが聖歌隊へまじっているイラストが描かれています。夜に光が当たっても混じっていて、白と黒のしましまの服をきたどろぼうもホルスタインに紛れています。ホルスタインの向こうから電車がきました。ホルスタインの素晴らしいことはどんなに遠くにいってもミルクをあげるために戻ってきます。

agriculture animal animal photography blur
Photo by Matthias Zomer on Pexels.com

「BlacK AND WHiTE」の英語の難易度

難易度

じっくり読むと4つのストーリーが重なりあうことがわかるのですが、しっかり読まないと意味がわらなかったです。

英語のポイント

compartment = 区画、仕切り、(英国などの列車の)仕切り客室、コンパートメント

conductor = (列車の)車掌

lean in = 内側に寄る、寄る。内側に寄る場合に用いられる

lean = 表記leaned(米国表記)、leant(英国表記)、(まっすぐな姿勢から)上体を曲げる、かがむ、そり返る、体を乗り出す、(…に)もたれる、寄りかかる、(…に)頼る、すがる

boulder = 丸石、玉石(たまいし)

row = 並、並み

avalanche = 雪崩(なだれ)、(郵便物・不幸・質問などの)殺到

make out = 作成する、(記入して)書き上げる、書く、(…を)ようやく見分ける、考えを理解する、理解する、(…を)主張する、立証する、結論づける、(間違えていながら)言う

grin=歯を見せて笑う、(…に)歯を見せてにやっと笑う、歯を食いしばる、(怒り・軽蔑などで)(…に)歯をむく

embankment = 堤を築くこと、築堤、堤防、盛り土

clumber = (手足を使って苦労しながら)よじ登る、やっとはい登るlurch =(船・車などが)急に傾くこと、よろめき

drift = 漂流する、吹き流される、次第に散っていく、あてもなく放浪する、転々とする、知らぬ間に(…に)陥る、吹き積もる

thrill = (快感・恐怖などで)ぞくぞくする感じ、スリル、震動(音)、動悸(どうき)、脈拍

pirercing = 身にしみる、鋭い、洞察力のある、刺し通すような、つんざくような

jolt = ショック、驚き、急激な動揺

count on = 頼る、便る、当て込む、当てこむ、見込む、〈頼りにする〉・…を当てにする、当て込む、当て込む、当てにする、期待する

udder = (ウシ・ヤギなどの袋状に垂れた)乳房

chaos = 無秩序、大混乱、(天地創造以前の)混沌(こんとん)

nightmare = 悪夢、悪夢のような出来事、不快な人、恐怖感、夢魔

choir = (教会の)聖歌隊、聖歌隊席

She’ll be coming around the mountain when she comes/彼女は山にやってきたの歌

実際に読んだ時の子供の様子

4コマ同時にみせても理解できないと思いましたので、ホルスタインの牛の部分だけ、どこに牛が隠れているかをみつけて遊びました。

オススメしたい点

・4つの話が重なりあうというストーリーは読むのに頭を使いますので、子どもが考えながら読む力がつくなと思いました。

・物事を見る時に1つの視点ではなく、その物事の理由や背景を考える力がつくと思います。

注意されたい点

・一気にすべてのストーリーを理解しようとすると混乱するかもしれません。

まとめ

1回目はすべてのストーリーを同時に読んで見ましたが、全く理解できませんでした。2回目は一つ一つのストーリーを読んだ見て、やっと、どのように話がつながっているのかを理解できました。

特に左下の奇妙な両親の話は両親がへんな行動するところが全く理解できませんでしたが、右上の駅の話をみて理解できました。最初からストーリーごとに読んでいくとわかりやすいと思います。

正直、私は白人と黒人の話なのかとタイトルとみて想像しましたが、全く違いました。

ちょっとチャレンジの絵本に挑戦したいという方におすすめの絵本です。

友だち追加