英語の絵本「Grandfather’s Journey」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「Grandfather’s Journey」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「Grandfather’s Journey」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜8歳
重さ・サイズ:495.9g・縦約30cm✖️横約24cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:32ページ
英文法のポイント : 現在形、過去形



「Grandfather’s Journey」の作者
Allen Say / 日系アメリカ人
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/アレン・セイ
Allen Sayさんの他の作品
Allen Sayさんは小さい頃に青山学院に通ったこともあり日本に住んだ経験もあります。両親の離婚や再婚などで日本とアメリカ両方に連れて行かれて、住む場所がいろいろ変わっています。
「Grandfather’s Journey」のストーリー
この絵本はカリフォルニアと日本を愛したおじいちゃんのお話です。
私のおじいちゃんは若い時に日本を出て世界を見に行きました。最初は汽船にのり太平様を渡りました。3週間後北アメリカを電車と川船で探検しました。砂漠では巨大な彫刻に驚かされました。彼は町や広大な畑や山に驚かされました。そして一番すきな場所はカリフォルニアの海岸でした。
その後彼は日本にもどり、幼なじみと結婚し、サンフランシスコに引越し、女の子の赤ちゃんを産みました。娘が大きくなるとおじいちゃんは少年時代の友人のことを考えるようになりました。故郷の山や川はわすれたことがありません。そして最終的に娘が大きくなると日本の故郷に家族で戻ることにしました。もう一度故郷の山や川をみるとおじいちゃんが想像していたそのままの姿でした。だけどサンフランシスコから来た娘にとって村は住むところではありません。娘は大きな都市へ行きました。そして娘は若い男の子と恋に落ちて結婚して、そして私が生まれました。
私は小さい頃はおじいちゃんのところへいくことが好きでした。彼はカリフォルニアの山や川が忘れられません。なので旅行にいくことにしました。しかしその頃戦争が起きておじいちゃんは行けなくなってしまいました。おじいちゃんとおばあちゃんの家もなくなり、おじいちゃんたちは村へ行くことになりました。最後におじいちゃんに会った時もおじいちゃんはカリフォルニアをもう一度見たいと切望していました。だけどそれはかないませんでした。そして私は同じくらい成長して、家をでてカリフォルニアを見に行きました。



「Grandfather’s Journey」の英語の難易度
難易度
英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。
英語のポイント
astonish = ひどく驚かす、びっくりさせる、(…で)驚かせる
riverboat = 川船
sculpture = 彫刻、彫刻術、彫刻(物)、彫像
bewilder = 当惑させる、うろたえさせる、まごつかせる
marvel = 驚異、不思議、驚くべきこと、驚き入った人
towering = 高くそびえる、大きな、高遠な、激しい
long = 熱望する、切望する
seacoast = 海岸、海浜、沿岸
warbler = さえずる鳥、鳴鳥、さえずるように(声を震わせて)歌う人、歌手



実際に読んだ時の子供の様子
ストーリーは理解が難しいと思いましたので、私が英語でよみ、子どもには「Who is he ?」「He is Grandfather 」や「What’s is this ?」「It is a bird」のように指を刺しながらページをめくって質問してました。
オススメした点
・世界ではなくても引っ越しなどで故郷が2つある方、また自分が生まれ住んで街よりも好きな街があるひと、そのような人はとても共感できるのではないかと思います。
・若くして世界に旅立っていったおじいちゃんですが、子どもにも若い時から好奇心をもって世界に飛び立っていってほしいなと思っております
まとめ
最初にこの絵本を見た時は「これは英語の絵本だけど、日本人が書いたのかな?」とページをめくって思いました。調べてみるとAllen Sayさんは日系アメリカ人で、「日本人のことを書いた」のだということがわかりました。
子どもにとっても自分の家をでて世界を旅するというストーリーをみて自立する心などを学べるのでとてもいい絵本だと感じました。冒険や世界が大好きな子どもに読んであげたい一冊です。


