英語の絵本「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :5歳〜12歳

重さ・サイズ:412.5g・縦約28.6cm✖️横約22.4cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:32ページ

英文法のポイント :過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」の作者

Emily Arnold Mccully / アメリカ

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/Emily_Arnold_McCully

Emily Arnold Mccullyさんの他の作品

Emily Arnold MccullyさんはMIRETTE ON THE HIGH WIREの作品でコールデコット賞を受賞しています。

「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」のストーリー

19世紀のパリが舞台で少女ミレットが綱渡りの旅芸人ベリーニに出会い、綱渡りを初めます。ベリーニの厳しい練習のおかげでミレットはどんどん上手になりますが、ベリーニはもうパフォーマンスはしないと言います。ベリーニとミレットの二人の絆の物語です。

100年前のパリ、劇場や演芸場が世界中から旅芸人を寄せ集めていた頃、イングリッシュストリートにあるガトー夫人の下宿屋が一番いい宿泊場所でした。ガトー夫人はお客様をもてなすために一生懸命働き、娘のミレットもネギをきったり洗い場やモップがけなど一生懸命働きました。

ある夜、ベリーニという引退した綱渡り芸人が下宿屋へおとずれ、ガトー夫人は地下の部屋を案内しました。次の日の午後、ミレットは中庭でベリーニが空中を歩いているのを見ました。そして心を奪われました。勇気を出して話しかけると「私に教えてください」といいました。ベリーニは断りました。ミレットは彼がどのように綱渡りをしているか毎日みました。ついに我慢できなくなり、ベリーニが出かけると自分でやってみました。ベリーニはとても簡単そうにしますが、とても難しいです。10回目で片足で数秒バランスをとれるようになりました。その日のうちに3歩進めるようになり、数週間後たくさんたくさん落ちた後、ワイヤーの端から端へ歩けるようになりました。

そしてベリーニはミレットに「みんな諦める中、君は諦めずに続けた、きっと才能もあるね」といいました。ベリーニは厳しく教えてくれました。彼女は走ること、寝ること、でんぐり返しなどを教えてもらいました。ある夜、馬術演技上の代表者がベリーニを下宿屋でみて驚きました。「ナイアガラの滝を綱渡りで100歩で10分で渡った有名な人だよ。戻ってくる時に真ん中でオムレツを料理して、それからシャンパンのボトルを開けたんだよ」と言いました。

ミレットはベリーニの部屋に急いでいきました。そしてミレットは「あなた同じことしたい!一緒に行きたい!」と言いました。しかしベリーニは断ります。「私は怖いんだ。一度怖いと思ったらそれは消えないのだ」というとミレットは「だけど、あなたは恐怖を消さないと!」と言いました。だけどベリーニは「できない」といいます。ミレットはキッチンで泣きました。ベリーニは部屋を歩き回り、ミレットを失望させてしまったことがとても辛く、彼が何をしなければならないのか知っていました。

そしてその晩、馬術演芸場の代表がベリーニの部屋を訪ねるとベリーニは彼にお願いをしました。それからベリーニは鋼心の麻の長い紐を探しました。次の日の夜、ミレットは街で興奮している声を聞きました。お母さんは「行ってきなさい、あなたを元気付けてくれるよ」と言いました。

空にスポットライトが向けられ、「ベリーニが帰ってきました」とアナウンスがありました。ベリーニはワイヤーの上で人々の挨拶をしました。それからベリーニが一歩踏み出すと彼は固まってしまいました。それからミレットは上に登っていき、屋上につくとベリーニに向かって手を伸ばしてワイヤーを歩き始めました。ベリーニもミレットに向かって歩き始めました。エージェントはすでに二人のワールドツアーを計画していましたが、師匠と弟子はワイヤーと最後まで渡ることだけを考えていました。

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Photo by Marcelo Moreira on Pexels.com

「MIRETTE ON THE HIGH WIRE」の英語の難易度

難易度

はっきりとした単語の意味がわからなくてもイラストの助けもありストーリーは理解できました。単語を調べてわかると情景がより具体的で理解しやすくなりました。

英語のポイント

widow = 未亡人、寡婦(かふ)、…やもめ

mime = 身ぶり、手ぶり、ものまね、(無言の)ものまね芝居、(パント)マイム、ものまね芝居役者、(パント)マイムの役者

birdhouse = (食事付き)下宿屋

recline on = 寄っかかる、寄っ掛る、寄りかかる、横になる、もたれさせる、横たえる、もたれる、寄りかかる

devour = むさぼり食う、がつがつ食う、(…を)滅ぼす、(…を)のむ、むさぼり読む、(…を)食い入るように見つめる、(…に)熱心に聞き入る、夢中にさせる、悩ませる

vagabond = (特に、無為徒食の)放浪者、無宿人、やくざ者、ごろつき

enchant = (…に)魔法をかける、(魔法にかけたかのように)うっとりさせる、心を奪う、魅する

tingle = (…で)ひりひりする、うずく、ぞくぞくする、うずうずする

work up =(努力して徐々に)作り上げる、拡張する、(…にまで)徐々に登るする、次第に(…に)動かす、興奮させる、扇動する、あおる、(…に)集成する、まとめ上げる、詳しく研究する

courage = (危険・苦難・不幸にあっても恐れず不安を抑えることのできる)勇気、度胸、勇気

resist = (…に)抵抗する、反抗する、敵対する、抵抗する、(…を)我慢する、こらえる、我慢する、耐える、影響されない

length = (端から端までの)長さ、(縦横の)縦、丈(たけ)、(…の)長さ、長さ、端から端までの部分、(時間的な)長さ、期間、(音の)長さ、音量

stray = 離れる、はぐれる、(…に)迷い込む、さすらう、さまよう、(一時的に)正道から踏み出る、わきにそれる、脱線する

Hippodrome = 馬術演技場、曲馬場、(古代ギリシャ・ローマで、競馬・戦車競走の)競技場

agent = 代理人、代理店、仲介者、周旋人、外交員、(官庁の)代表者、公吏、事務官、スパイ、調査官

pace = ゆっくり歩き回る

hemp = タイマ、アサ、麻繊維、大麻

steel core = 鋼心

winch = ウィンチ、巻き上げ機、曲がり柄

commotion = 動揺、興奮、騒動、動乱、暴動

hubbub = がやがや(いう音)、どよめき、大騒ぎ

salute = 敬礼する、(…に)敬意を表する、あいさつする、会釈する、迎える、たたえる、称賛する

pupil = 生徒、(個人指導を受けている画家・音楽家などの)弟子、ひとみ、瞳孔(どうこう)

photo of girl reading book
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

2歳9ヶ月の娘にはすこし長かったので、最後まで読み聞かせることができませんでした。綱渡りのテーマが理解できなかったのかなと思いました。

オススメしたい点

・頑張って努力していると師匠の気持ちを動かすことができることを教えてくれます。何かに夢中になり心奪われるものを子どもに見つけてもらいたいなと思います。子供に今夢中になっているものを聞きたいなと思いました。

・一度恐怖を感じても、克服できることを教えてくれます。

注意されたい点

・つなわたりをやりたいと言ってきたら、お家でもできるフィットネス用のスラックラインがあります。

まとめ

低年齢には難しいですが、おもしろくて、しっかりと読める絵本をお探しの方に是非おすすめします。

この絵本が出版されたのは1997年なのでその頃のナイアガラフォールを渡ったとされるひとはいないようですが、2012年Nik Wallendaさんが綱渡りで渡っています。

https://www.afpbb.com/articles/-/3231580

https://en.wikipedia.org/wiki/The_Flying_Wallendas

子どもには心奪われるようなものに出会って欲しいなと心から思います。

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