英語の絵本「THE LITTLE RED HEN」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「THE LITTLE RED HEN」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「THE LITTLE RED HEN」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :0歳〜5歳
重さ・サイズ:542g・縦約26.2cm✖️横約27.7cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:36ページ
英文法のポイント : 過去形



「THE LITTLE RED HEN」の作者
Jerry Pinkney / アメリカ
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Jerry_Pinkney
Jerry Pinkneyさんの他の作品
Lion and Mouseはコールデコット賞を受賞しており、THE LITTLE RED HENはニューヨークタイムズ社の賞を受賞しています。
「THE LITTLE RED HEN」のストーリー
この絵本は小さな赤いめんどりが拾った小麦の種を植えてパンを作るなかで、近所の動物たちに手伝いを頼んでもだれも手伝ってくれません。最終的にパンができあがったときにめんどりはどうするのかというお話です。
小さな赤いめんどりは陽気に太陽に挨拶します。「おはよう!」忙しい新たな1日が始まります。ミミズとベリーを子どもたちに捕まえているとき、彼女は変わった種を見つけました。注意深くすくい、家に帰りました。途中で犬と豚とヤギとネズミに挨拶して、種を見せました。「小麦の種だよ。パンを焼くための小麦に成長するよ」と1匹の動物が言いました。
「だれか手伝って」とめんどりがいうとみんな嫌といいます。ですので、めんどりは自分ですることにしました。穴を掘って種を落としました。毎日子どもたちのご飯と苗木の世話をしました。小麦は力強く熟して育ち、収穫のときがきました。
動物たちに「だれか切るのと脱穀を手伝ってくれないか」というとみんな嫌と言いました。なので、めんどりは自分でクチバシとかぎつめを使って行いました。「製粉を手伝ってくれる人はいない?」と動物に聞きますが、みんな嫌と言いました。なのでめんどりは自分でやることにしました。ショールをとって、製粉所まで歩きます。製粉業者が彼女の小麦を小麦粉にしてくれ、またベリージャムもくれました。そして家に戻りました。
「パンを焼くのを手伝ってくれるひと?」と聞くと動物はみんな嫌と言います。なのでめんどりは自分で焼くことにしました。イーストと塩と水と混ぜてこねてひとかたまりにしてオーブンに入れました。パンが焼き上がると庭先にもいいにおいが漂いました。「誰がたべるかしっています」とめんどりがいうとみんな食べると言います。だけどめんどりは動物たちに言いました。「あなたたちは種を植えるのも小麦を脱穀するのも製粉所に持っていくのもパンを作るのも手伝いませんでした。私とひよ子たちが食べます」といい、ひよことめんどりでベリージャムをつけて食べました。



「THE LITTLE RED HEN」の英語の難易度
難易度
英語のポイント
cheery = 上機嫌の、陽気な、元気のいい
worm = (細長く足のない)虫、蠕虫(ぜんちゆう)、虫けら同様の人間、「うじ虫」、ウォーム
hen = めんどり、(鳥の)雌、(魚・甲殻類などの)雌、女、(特に)うるさい婆さん
seedling = 実生(みしよう)の植物、(3 フィート以下の)苗木
ripe = 熟した、飲みごろの、(赤く)ふっくらした、円熟した、盛りの、熟達した、老齢の、円熟して、(…に)うってつけの、(…に)熟して
thresh = からざおで打つ、脱穀する
claw = (猫・タカなどの鋭く曲がった)かぎつめ、かぎつめのある足、(カニ・エビなどの)はさみ、つめ形のもの、(金づちの先の)くぎ抜き
grain = (特に小麦などの)穀物、穀類、(穀物の)ひと粒、穀粒、(砂・塩・砂糖などの)ひと粒、(…の)ほんの少し、(極)微量、(皮の表面の)粒々、しぼ、グレーン
mill = 製粉所、水車小屋、粉砕器、製粉機、製造工場、製作所、(人・ものを)機械的に作り上げる所、ミル
fetch = 取ってくる、呼んでくる、(行って)取ってくる、連れてくる、出てこさせる、引き出す、誘い出す、吐く、漏らす、出す
trudge = てくてく歩く
knead = こねる、練る、こねて作る、もむ、あんまする、磨く
dough = こね粉、パン生地、ドウ、金銭、現なま
loaf = (一定の大きな型に焼いたパンの)ひとかたまり、ローフ、頭、頭脳



実際に読んだ時の子供の様子
chicken と Chicはわかるので発音していました。この絵本ではWheat GrowやBreadの言葉を教えました。
オススメしたい点
・He who does not work, neither shall he eat. 働かざる物くうべからずをわかりやすく表現している絵本だと思います。聖書にも教えとしてあるそうです。
・手伝わなくて食べれるわけがありません。お手伝いをすることが目的ではなく、お手伝いをして労働することで何かをえることができるということをまなぶことができます。労働の対価として何かを得るということを学べる本です。
・イラストがとても綺麗です。絵が好きな子は絵の勉強にもなりそうです。
注意されたい点
・めんどりはパンをオーブンに入れたり出したりは難しいような気がします。
まとめ
手伝ってほしいと私が子どもにお願いしたいなと思う時もあります。パンをこねるのを手伝ってほしいなど子どもに伝えるときにはパンを焼きたい、みんなでパンを食べたい、だから一緒にあなたも作らなければいけないから手伝ってほしいというような未来を見せるようにしようと思いました。子どもが率先して手伝い、手伝った先にいいことがあると思い、手伝ったことを褒めてあげれるようにしたいなと思いました。
お手伝いがいいということ、また働かざるものは食うべからずということ、色々学べる絵本です。2歳以上の本のプレゼントにとてもとてもおすすめです。


