英語の絵本「Each Kindness」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「Each Kindness」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「Each Kindness」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :5歳〜12歳
重さ・サイズ:488.2g・縦約28.5cm✖️横約22.6cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:36ページ
英文法のポイント : 現在形、過去形、



「Each Kindness」の作者
Jacqueline Woodson / アメリカ
E. B. Lewis / イラスト
公式HP
https://www.jacquelinewoodson.com
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Jacqueline_Woodson
Jacqueline Woodsonさんの他の作品
「Each Kindness」のストーリー
この絵本は日本語で「ひとりひとりのやさしさ」という題名で出版されています。ある日クラスにマヤという女の子が転校していきますが、見た目から友達になりたいと思わず無視したり笑ったりしてしまいます。けれど、マヤが学校にこなくなりせんせいがやさしさについて授業をするとマヤに伝えなければならないことがあることに気づくというお話です。
その冬、雪がすべてに降り積もって、世界を白く輝かせていました。ある朝、私たちが座っていると教室のドアが開いて校長が女の子と手をつないで入ってきました。その子はマヤと紹介されました。みんなマヤをじっと見ました。彼女のコートは古くてボロ切れのようで、靴もストラップの一つが壊れていました。アルバート先生は生徒たちに挨拶をしなさいと言いましたが、みんな静かでした。空席は私の隣だけで、マヤはそこに座りました。マヤは笑いかけましたが、私は笑い返さず、窓の外を見ました。その時の一番の友達はケンドラとソフィーでした。昼食の時間学校の庭で内緒話をしていました。ある日私たちが滑り台の近くにいた時マヤがきて、誕生日にもらった赤いボールと輝くジャックを見せてくれました。だけど誰もそれで遊びたいと思いませんでした。その午後、教室に戻るとマヤは私に「誰がジャックの世界チャンピョンかあなたはしらないと賭けるよ。」とささやいてきました。みんなが「新しい友達だ」と冷やかしてきますが、私は違うと言います。
数週間後、私たちはマヤのことを彼女の洋服や靴やへんなご飯を笑ったり、ひそひそ話しました。時々家から何か持ってきて一緒に遊ぶかきかれましたが、いいえと言いました。日に日に暖かくなり、緑も成長してきました。ある日マヤは学校にかわいい洋服とかわいい靴を着てきました。だけどお古のようでした。私たちがお古を馬鹿にするとマヤは縄跳びを飛んで、学校の庭を飛び続けました。
次の日、マヤの席は空席でした。授業でやさしさについて話しました。アルバート先生は水でいっぱいにしたボウルをもってきて、小さな石を落としみせました。小さな波が波紋を描きます。そして先生は「これがやさしさとは何かです。私たちがする小さなことが波紋のように世界に広がっていくの」といいました。それから先生は私たちがした親切なことを話してそれぞれに小石を落とさせました。ジョセフはおばあちゃんのためにドアを持ってあげました。ケンドラは兄弟の赤ちゃんのおむつを交換してあげました。だけどわたしは思い浮かびませんでした。マヤは次の日もきませんでした。毎日私はマヤが来たら、笑顔を返してあげようと心に決めていました。だけどマヤの席は空席のままです。そしてある日先生はマヤは引っ越さなければならないので、もう学校にはこないと言いました。その日の午後、一人で家に帰っているときに池について、マヤにいわなければいけないことで喉がいっぱいになりました。小石を投げて波紋をみてマヤに伝えたれたらいいのにと思いました。



「Each Kindness」の英語の難易度
難易度
英語のポイント
brilliant = 光り輝く、さんさんと輝く、目もあやな、ブリリアントカットの、鮮明な、りっぱな、見事な、華々しい、(技巧的に)すばらしい、(知性または才能の点で)目ざましい
settle on = 結論を出す、おりる、積もる、局部化する、落ち着く、決める、〈物につかまって休む〉・止まる
stare = (目を丸く見開いて)じっと見る、凝視する、じろじろ見る、(…を)じっと見つめる
rag = ぼろ、ぼろきれ、ぼろ服、衣服、着物、(製紙・詰め物用の)ぼろ、小片、断片、少しも(…ない)、かけらも(ない)
yard = (家・建物に隣接した、通例囲まれた)庭、囲い地、(鶏・家畜などを入れる)囲い、…製造場、仕事場、(れんが・材木・車などの)置き場、駅構内、操車場
jack = 男、やつ、少年、ジャッキ、船首旗、金(かね)、警官、刑事、ジャック
bet = 賭(か)ける、(…に)賭ける、(…で)賭けをする、賭ける、(賭けて)主張する、断言する
thaw = 雪が解ける、雪解けの陽気になる、解ける、温まる、やわらぐ、打ち解ける
ripple out = 波紋を描く



実際に読んだ時の子供の様子
kindnessは子どもに私がわかりやすくうまくつたえることができないのですが、you are so kindとよく言っているので理解しているのかもしれません。2歳にとっては難しい絵本なので、イラストだけをみてschoolやClassroomなどといって絵本をたのしみました。
オススメしたい点
・やさしさがこの波紋のように広がっていくということを教えた先生はすごいなと思いました。私もいつか子どもにこの例えをしてあげたいと思いました。やさしさだけではなく、自分が行った小さなことが広がっていくとことを伝えたい時にボウルに水を入れて石を落とそうと思いました。
・色々な立場の人がいるということを子どもが学べる絵本です。
・辛く当たってしまったことを後悔してもそのことを謝ることもできない場合もあることを教えてくれる絵本です。
注意されたい点
・幼稚園くらいの子どもには理解できないかもしれません。
まとめ
やさしさとはこのように教えるのだなと大変参考になりました。子どもが小学校にいくようになり、毎日いろいろあると思いますが、友達関係で行き詰まった時にはこの絵本を読んだあげたいなと思いました。小学校などの教材のもぜひおすすめしたい1冊です。


