英語の絵本「Ellen’s Broom」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★まあまあ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「Ellen’s Broom」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「Ellen’s Broom」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :5歳〜12歳

重さ・サイズ:392.7g・縦約27.4cm✖️横約22.4cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:36ページ

英文法のポイント : 過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「Ellen’s Broom」の作者

Kelly Starling Lyons / アメリカ

Daniel Minter / イラスト

公式HP

https://www.kellystarlinglyons.com

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/Kelly_Starling_Lyons

Kelly Starling Lyonsさんの他の作品

高校生の頃に作家を志し始め、大人になってから読んだシャロン・デニス・ワイスの「Something Beautiful」という本からアフリカ系アメリカ人の主人公を特集する子供向けのフィクション本を書き始めるようになりました。

「Ellen’s Broom」のストーリー

この絵本は法律によって奴隷の結婚が認められるようになったときのエレンと双子のルビーとルーベンと赤ちゃんのノアとお父さんとお母さんの家族のお話です。婚礼の儀式で使われるほうきを飛びこえるための家にあるほうきをエレンが裁判所まで持っていきます。

日曜日の朝エレンは教会の一番前の席に座っていました。奴隷制度は終わり、もうこっそり後ろに入る必要はありません。執事が紙を掲げて立って話しました。「神に栄光あれ。すべての奴隷の夫と妻は法律の元結婚が正式に表明されました。」人々は飛び跳ねて喜びました。エレンは少しかわかりませんでしたが、お母さんとお父さんがとても喜んでいるのはわかりました。

家に戻るとほうきの前に集まって「ほうきの結婚式をあげることはすべての奴隷に許可されました。自由がくる前は法は私たちの味方ではありませんでした。夫婦は引き裂かれ、どんなに鳴いて頼んでも主人の一言でいつでも売られました。」エレンは胸が痛くなりました。「執事が少し話して、それから私たちはほうきを地面に置いて、手をつないで一緒に人生を飛びました。私たちは神の目と私たちの気持ちで結婚しました」とお母さんがいいました。そしてお父さんは「だけど私たちは結婚を証明する方法がなかった。だけどそれは今変わりました。私たちの結婚はみんなと同じように法律で認められました。」

2週間後、お母さんは旅行にいくと言いました。エレンはドレスを洗って、ルビーは笑って赤ちゃんのノアを抱えました。お母さんはエレンにほうきを渡し「このほうきは最初からここにあったので、一緒にくると思わない?」といってウィンクをしました。裁判所に歩いていると教会から人々が同じ理由で参加してきました。みんなの甘い笑い声や歌をきいてエレンはほうきを高く挙げました。彼らは美しい建物の前に着くと、お辞儀して安全にこれたことを感謝しました。

自由人局役員は彼らの前に並ぶカップルと面接していました。彼らの結婚は法律で証明されました。エレンはその女性のかわいいドレスをみてから、お母さんの装飾のない質素なコットンの服をみました。そしてルビーの腕をつかみ、急いで外にでて赤とピンクの花を摘んでほうきに飾り付けました。お母さんに渡すとお母さんの目は涙でいっぱいになりました。男の人はいつから一緒に暮らし始めたかと子どもの年と名前を聞いてきました。男の人は記入が終わるとお父さんとお母さんは法律で結婚が認められたと言いました。

家に帰る途中日陰の木の下で昼食にしました。そして両親の前にほうきを置いてジャンプが見たいと言いました。そして一度ジャンプしたけどそれは過去で今は正式に結婚したといってジャンプを見せてくれました。エレンは「いつか私も結婚するときはほうきをジャンプしたい」と言いました。家に着いたとき、お母さんは何もかかっていない壁をみてそれからエレンをみました。そして「この壁は何かを取り付けることができるね」といい、証明書とほうきを飾りました。

charming child sweeping path with broom in summer in sunlight
Photo by Yan on Pexels.com

「Ellen’s Broom」の英語の難易度

難易度

ほうきの結婚の儀式は知らなかったので、最初は何でほうきなのかよくわからなかったのですが、ジャンピン・ザ・ブルームという結婚をするときにほうきを飛び越えるという儀式があることが調べてわかってから意味がわかりました。

英語のポイント

pew = (教会の)信徒席、会衆席、席、腰掛け

wiggle = ぴくぴく動かす、(小刻みに)揺する

worship = 崇拝、尊敬、礼拝、参拝、礼拝式

swell = (「嵩(かさ)・量などが非常に大きくなる」意で)ふくれる :、ふくれる、膨張する、大きくなる、はれ(上が)る、はらむ、(…に)増加する、増大する、高まる、増水する

deacon = 助祭、執事

clutch = (手またはつめなどで)(…を)ぐいとつかむ、しっかり握る

former = 前の、以前の、先の、前者の、前者

leap = 跳ぶ、はねる、跳躍する、踊る、躍動する、飛ぶように行く、さっと走る、急に(…に)変わる、飛びつく、応じる

Her eyes brimmed (over) with tears. = 彼女の目は涙であふれていた

cabin = (通例木造の)小屋、キャビン、(客船の)客室、(航空機などの)機室、(宇宙船の)船室、(移動住宅車 の)居住部分

broom = ほうき、エニシダ

broom wedding については下記をごらんください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ジャンピン・ザ・ブルーム

rip = (ぴりっと)切り裂く、引き裂く、(…を)はぎ取る、裂き取る、(…を)裂く、縦引きにする

peak = そっとのぞく、ちらっと見る

grin = 歯を見せて笑う、(…に)歯を見せてにやっと笑う、歯を食いしばる、(怒り・軽蔑などで)(…に)歯をむく

courthouse = 裁判所、郡庁舎

strut = もったいぶって歩く

row = (通例まっすぐな線に並んだ人・ものの)列、並び、(劇場・教室などの)(横の)席列、(両側に家並みのある)通り、町、…街、…通り、こぐこと、ボート遊び、ボートこぎの距離

homespun = 手織りの、ホームスパンの、質素な、素朴な、粗野な、月並みの

mighty = 力強い、強力な、強大な、巨大な、すばらしい、非常な

bare = 本来あるべきおおいがない、(衣類をつけていない)裸の、裸体の、(草木がなく)露出した、葉のない、からの、中身がない、家具のない、がらんとした、抜き身の

fix = (…を)(…に)固定する、動かないようにする、(…を)(…に)取り付ける、据える、(ある場所に)しっかり取り付ける、定着させる、(…を)とどめる、確固としたものにする、明確にする、(…に)定める

cetificate = 証明書、証明、(学位を伴わない課程の)修了証明書、免許状

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

Halloweenの時には娘にwitch やBroomの単語を教えていたのですがあまりよくわかっていない様子でしたが、今回Broomとほうきのイラストがでてくるたびに言っていたら、覚えたようです。

オススメしたい点

・ジャンピン・ザ・ブルームの儀式についてしることができます。アメリカや他の国の結婚の儀式について知りたいと思いました。

・奴隷制度の悲しく辛い歴史を学べる絵本も読んだ上で、奴隷制度が終わり夫婦として認められるというこの絵本も歴史を学ぶ上で大切な絵本だと思います。

・版画のイラストをたくさんみることができます。

注意されたい点

・幼稚園児くらいには理解は難しいのかなと思いました。結婚が法律で認められるという部分が理解できるのかなと思いました。

まとめ

奴隷制度があった時代やそれが収束した時代、どのようなことができて、どのようなことができなかったのか学ぶことができる絵本です。奴隷たちは結婚は正式に認められず、主人の一声で離れ離れになるなど本当に辛い時代だったと思います。その辛い時代のこともお父さんとお母さんが説明してくれているので、奴隷制度とはどのような時代だったのかは子どもにも理解できるのかなと思いました。

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