英語の絵本「RALPH TELLS A STORY」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「RALPH TELLS A STORY」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「RALPH TELLS A STORY」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜8歳
重さ・サイズ:408.8g・縦約21cm✖️横約26.2cm✖️厚さ約1.1cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:40ページ
英文法のポイント : 過去形



「RALPH TELLS A STORY」の作者
Abby Hanlon / アメリカ
公式HP
Abby Hanlonさんの他の作品
アビーさんは、バーナード大学で学士号を取得し、ニューヨーク市立大学で幼児教育の修士号を取得しています。アビーはニューヨーク市の公立学校システムで創造的なライティングと1年生を教えてきました。彼女のデビュー絵本、ラルフ・テルズ・ストーリー(2012)は、小学校の教師に広く使われています。
「RALPH TELLS A STORY」のストーリー
この絵本は学校でお話を書く時間にお話が思いつかない男の子が質問されたことをきっかけにお話が書けるようになるというストーリーです。
私の先生は毎日「お話はどこにでもあります。」といいます。そしてクラスのみんなはいつもお話を見つけます。だけど私は毎日、お話を書く時間にお話をかけません。なので水飲み場へ行ったり、廊下をふらついたりと私は違うことをしにいきます。ある日先生に席に戻され、隣の席のデイジーに聞きました。「何も怒らないからお話がかけないよ」というと「冗談でしょ。私あなたのこと書いてるのよ。」と言い、「あなたの髪をとかしたときを覚えてる?あなたがクレヨンをひっくり返したときのよ。黒いマーカーで爪を塗った時を覚えてる?」と言いました。そしてホチキスで止めると13ページにもなっていました。ホッチキスをかしてというとデイジーに「止めるものがないでしょ。先にお話をみつけなさい」と言われたので、お話を探しに、窓や水槽、机をみました。机のしたの床に寝転び、自分が公園にいることを想像し、私はシャクトリムシを掴んで近づけてみました。すると先生が「どんな話なの?」と聞くので「シャクトリムシをみた」といいました。先生が早く読みたいわというけれど、シャクトリムシの話なんてありません。机で書こうとしてもかけません。
すると先生が「ラグに集まって」と言いました。先生は「ラルフからはじめましょう」といいました。紙をなくしたフリをしましたが、バレてしまいました。私はみんなの前に立ち、紙が見えないように胸の前で抱えました。「私は公園にいて、シャクトリムシが膝に登ってきて、」というとみんな静かになり、私の心臓はバクバクして、するとデイジーが「家に持って帰ったの?ぐにゃぐちゃしてた?」と聞いてくるとみんなも「触ったの?」や「赤ちゃんだったの?」「名前つけたの?」などとたくさん質問してきました。そして私はシャクトリムシに何かあったことにしようと思いました。「つかまえてニックという名前をつけて、家をつくって、追いかけていくと、赤ちゃんが捕まえて彼のおむつに入れてしまいました。赤ちゃんに返してといいましたが、ダメでした。しかしシャクトリムシは赤ちゃんのお腹にはってきました。素早くニックを取り戻して、午後、ニックと何も一緒にしませんでした。」みんな拍手しました。絵をみせてと言われたので見せました。もう恥ずかしくありません。
書き方の秘訣
- 落ち着かせる
- 人に助けを求めていい
- 朝食に何を食べたかいつも書いていい
- たくさんのチョコレートを食べる



「RALPH TELLS A STORY」の英語の難易度
難易度
お話を書く授業というのがまだ想像できないかもしれません。
英語のポイント
roam = (あてもなく)歩き回る、ぶらつく、放浪する
hallway = 玄関、廊下
ton of = 山ほど、山程、[通例複数形で] 多量,多数
stapler = 主要産物商、(羊毛)選別者、ホッチキス
inchworm = シャクトリムシ
squinting = (光がまぶしい時や銃のねらいをつける時のように)目を細くして見ること、見ること、斜視
crawl = (のろのろ)はう、腹ばっていく、のろのろ走る、徐々に過ぎる、そろそろ歩く、こそこそ歩き回る、(取り入るために)ぺこぺこする、へつらって入られる、うじゃうじゃしている、(虫がはうように)むずむずする
squishy = ぐにゃぐにゃの、びしゃびしゃという音のする、センチメンタルな、感傷的な
tip = 〔(特に)賭(か)け・投機などの〕内報,情報,助言,ヒント; 秘訣(ひけつ), こつ
comfortable = (肉体的に苦痛を与えない)快適な、気持ちのよい、(精神的・肉体的に不安がなく)安楽で、気持ちよくて、楽で、(安楽を与えることのできるほど)十分な、経済的にゆとりがあって、かなり裕福で、慰めを与える、落ち着かせる



実際に読んだ時の子供の様子
何のことを言っているのかわからない様子で絵本を見ていました。文章が長く途中で飽きてしまったようです。ですがそのあと気になったのか絵本をめくって見ていました。
オススメしたい点
・お話を書く授業は幼稚園でもきっと高学年だと思いますがお話を書いたり、お話を作る、作り方を学べる絵本です。
・かしこまって書く必要はなく、毎日の朝食を書くだけでもストーリーになることを教えてくれている絵本です。
注意されたい点
・子どもがお話が書けなくて行き詰まっているときに自分の力で書けるようになるためには時には先生が教えないことも大切なのかなと思いました。
まとめ
幼稚園に入って、文章を書くような授業が始まる前にこの絵本を読んであげたいと思いました。私も小さい頃は作文が苦手だったのですが、本当に何をかけばいいのかわからない時があったなーと思い出しました。どうやって考えたらいいのかわからないのですが、質問に答えていくように書けばいいのだとわかり、とても納得したお話でした。幼稚園の入学祝いに是非プレゼントする本の1冊にお勧めです。


