英語の絵本「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!


日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :5歳〜10歳
重さ・サイズ:396.6g・縦約28.6cm✖️横約21.1cm✖️厚さ約0.8cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:44ページ
英文法のポイント : 過去形



「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」の作者
Mordicai Gerstein / アメリカ
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Mordicai_Gerstein
Mordical Gersteinさんの他の作品
Mordicai Gersteinさん1935年11月24日– 2019年9月24日)は、アメリカの芸術家、作家、映画監督であり、児童書のイラストと執筆で最もよく知られています。
「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」のストーリー
この絵本は無許可でワールドトレードセンターのツインタワーにワイヤーを張って綱渡りをした男の人のお話です。
横に並んで2つのタワーが立っていました。どちらも約400メートル(1340フィート)の高さでした。ニューヨークでは一番高いビルでした。若い男の人がそのタワーを見ていました。彼は一輪車に載って、ボールをジャグリングしたり、火のついたたいまつをでパフォーマンスをしていました。しかしほとんど彼は2つの枝にはったロープで歩いたり踊ったりするのが好きでした。彼はツインタワーをみてロープをはるのになんて素敵な場所だろうと思いました。そして彼は歩かなければならない!と思いました。彼はパリのノートルダム大聖堂の尖塔を渡ったのに、なぜこのタワーはできないのでしょうか?もちろん彼は知っていました。パリでも警察は「頭おかしい!落ちるに決まっている」といって許可しませんでした。その男の名前はフィリップといい内緒の計画を立て始めました。建物はまだ完成していないと考えました。工事のスタッフの服を着て、8月の夜、彼と友達は南のタワーに入りました。440ポンドのケーブルと他の備品をエレベーターで運び、みんながいなくなるのを待ちました。そして屋上までいって、深夜に弓で反対側のタワーからロープを飛ばしてもらいましたが、端に引っかかってしまいました。彼はビルを這うようにして矢を掴み、ケーブルをくっつけました。反対側から引っ張り、綱をピンとはるには3時間もかかりました。
フィリップは黒い服に着替え、28フィートのバランス棒をもってワイヤーの上にのりました。太陽が上がりタワーを明るく照らします。たくさんの風がタワーの間から渦巻き、彼を揺さぶります。彼は怖くありませんでした。一人だと感じ、幸せと自由と感じました。地下鉄からでてきた女性が気付き「みて!誰かがタワーの間を歩いている」といいました。みんなおどろき、息をのみました。それは恐ろしくて美しかったです。 400メートル上空で誰かがおどっていました。警察官もみました。警察官はタワーの屋上に急いでいき、「逮捕されるよ」といいました。フィリップは反対方向に歩き出し、1時間くらい行ったり来たり、歩いたり踊ったりひざを曲げたり、会釈をしたりしました。彼はワイヤーの上で寝転びます。カモメは彼の上や下を飛びます。
彼が完全に満足して屋根の上に戻ると彼は逮捕されました。裁判所につれていかれ、裁判長は街の子どもたちに公園でパフォーマンスをみせるようにと判決を下しました。公園でパフォーマンスをしているときに子どもたちがフィリップのワイヤーを引っ張ってしまい、フィリップは落ちましたが自分で掴みました。いま、タワーはありません。だけど記憶の中にあります。1974年8月7日の朝フィリップはそのタワーの間を歩きました。



「THE MAN WHO WALKED BETWEEN THE TOWERS」の英語の難易度
難易度
英語のポイント
side by side = 〜と並んで
quarter of a mile high = 1/4マイルの高さ
※1マイル(mile)= 約1.6 キロメートル(km)なので、1/4だと約400メートル
https://ja.wikipedia.org/wiki/ワールドトレードセンター_(ニューヨーク)
torch = たいまつ、(知識・文化の)光、懐中電灯、(溶接などに用いる)発炎灯、トーチランプ
cathedral = (カトリック・英国国教などの)大聖堂、司教座聖堂、カテドラル、大(教)会堂
steeple = (教会などの)尖塔(せんとう)
equipment = 準備、したく、(ある目的のための)備品、設備、装具、用品、機器、器材、(仕事に必要な)知識、素養
sway = (…を)(前後・左右に)ゆすぶる、振り動かす、体をゆさぶる、(…を)(…に)傾ける、(…の)意見を動かす、(…を)左右する、(…を)支配する、統治する
kneel = ひざを曲げる、ひざまずく
salute = 敬礼する、(…に)敬意を表する、あいさつする、会釈する、迎える、たたえる、称賛する
sentence = 判決をくだす
jerk = 急にぐいと引くこと、ぐいと押すこと、(筋肉や関節の)反射運動、けいれん、(宗教的感動などから起こる手足・顔面などの)けいれん的動作、躍動、(重量挙げで)ジャーク、運動、体操、まぬけ



実際に読んだ時の子供の様子
この絵本を読んでも綱渡りがなにかよくわからない様子でした。私もマンションに住んでいるので、いつも外をみてso highといっているので、highはなんとなく理解している様子でした。
※私が高所恐怖症なので、3階以上はかなり高いと思ってしまうからです。
オススメしたい点
・コールデコット賞を受賞した絵本ですが、高い場所からみた地上の高さの表現が素晴らしく、イラストをみるだけで続々します。また、ワイヤーに一歩踏み出した瞬間がとてもぞくぞくしました。そのくらい臨場感の表現が上手にされている作品です。
・この話はノンフィクションで実際にフィリップさんは存在しています。
注意されたい点
彼は素晴らしいですが、警察の許可なく綱渡りをしてはいけません。
まとめ
ワールドトレードセンターにそのような歴史があったことは知らなかったので、この絵本を読んで驚きました。
なんといってもこの絵本の素晴らしさは綱渡りをする怖さがよく表現できていることだと思います。フィリップさんは渋谷で大道芸をやったこともあるそうです。自分の好きなものを貫く、やりたいことを貫く情熱は素晴らしいなと思いました。
最近、おうちで綱渡りできる体幹トレーニング用のものがあると知ったので、やってみたいと思いました。


