英語の絵本「The Gift of Nothing」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「The Gift of Nothing」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「The Gift of Nothing」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜10歳
重さ・サイズ:292.8g・縦約18cm✖️横約20.5cm✖️厚さ約1.2cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙は厚紙の画用紙のような手触りです。
ページ数:54ページ
英文法のポイント : 現在形



「The Gift of Nothing」の作者
Patrick McDonnell / アメリカ
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Patrick_McDonnell
Patrick McDonnellさんの他の作品
Patrick McDonnellさんは環境への配慮として、MUTTSの本はすべて再生紙を使用しております。彼と彼の妻のカレンオコンネルは菜食主義者です。
「The Gift of Nothing」のストーリー
この絵本は日本語で「おくりものはナンニモナイ」という題名で出版されています。
特別な日でした。ムーチは親友のアールに何かを贈り物をあげたかった。だけど何にしよう。彼はボールもベッドもかむおもちゃも持っている。ムーチは考えて考えて、、、、何もなし!ナニモナシの贈り物にしようと思いました。だけど、この世界にはたくさんのもので溢れていて、どこにナニモナシがあるのだろう。ムーチは飼い主のフランクが「テレビになにもない」というのを聞きます。だけどムーチが聴く限りにはテレビはいつも何かがあると思います。ムーチの友達のドージィは「何もすることがない」といいます。だけどムーチの知る限りではみんな何かいつもしています。ミリーは買い物から帰ってきて「買うのも何もなかったわよ」と言います。なのでムーチは買い物に出かけました。ムーチはたくさんのたくさんのたくさんのものを見つけました。最新のものですが、ムーチの知る限りではセールのものをありませんでした。
家に帰って、枕に座って、ただ座ると、彼はナニモナシを見つけました。なので、彼は箱をとってきて、ナニモナシを入れました。これよりもっと欲しがると思い、大きい箱にしました。そしてアールにあげました。「ムーチ、何もくれる必要はないよ。」と言いました。「だれか彼に言ったのかな」とムーチは思いました。アールが開けると何も入っていません。「何もはいってないよ」というと「うん。何もないよだけど私とあなたがいるよ」そしてハグをして、それからじっと座って何もなしを楽しみました。



「The Gift of Nothing」の英語の難易度
難易度
英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。
英語のポイント
chewy =容易にかみこなせない、かむ必要のある
as far as = …まで、…する限り遠くまで、…する限り(では)
aisle = (教会堂の)側廊、(教会堂の座席列間の)通路、(劇場・列車・旅客機などの座席列間の)通路
deserve = (…の)価値がある、(…を)受けるに足る、価値がある



実際に読んだ時の子供の様子
Nothing ! なーい!などといって繰り返して発音していました。nothingはもともと知っていたようですが、なーいとNothingがつながったような気がします。
オススメしたい点
・「何もない」という言葉をよく使うけど、何もないわけではないということを教えてくれるいい絵本です。確かに何もないとよく使ってしまっているなと思いました。
・何もなくていい、私と君がいればいい、まさにそうだなと思いました。
注意されたい点
・クリスマスの時期にプレゼントをものすごく楽しみしている子どもが「何もない」という絵本をみたら拗ねてしまうかもしれません。
まとめ
ムーチもアールもお互いを思いやっていて、プレゼントなんかいらなくて、それよりも2人でいることがいいというのが心に染みました。行事があるたびにプレゼントや贈り物を求めてしまいますがこの絵本はとてもピュアな気持ちを思い出させてくれる絵本です。もしも子どもがプレゼントばかりを欲しがり、親として何かを伝えたいなと思った時に読んでみるのもいいと思います。


