英語の絵本「A Russian Tale THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :5歳〜12歳

重さ・サイズ:455.8g・縦約23.6cm✖️横約27cm✖️厚さ約1.1cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙ようような手触りです。

ページ数:52ページ

英文法のポイント : 過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」の作者

Arthur Ransome / イギリス

Uri Shulevitz / イラスト

ウィキペディア  

https://ja.wikipedia.org/wiki/アーサー・ランサム

Arthur Ransomeさんの他の作品

1969年にTHE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIPはコールデコット賞を受賞しています。

「THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」のストーリー

この絵本はロシアの民話のお話です。3兄弟で2人は賢く、1人はおバカでしたが、皇帝の娘と結婚するために船を探しにいくお話です。

あるところに小作人と彼の妻と3人の息子がいました。2人は賢いけれども、1人は世界一のおバカでした。彼は子どもと同じくらい単純で、彼は人生で無害でした。いつもお父さんとお母さんは2人の賢い子どものことを考えました。しかし世界で一番おおバカは彼が十分食べれれば幸せでした。なぜなら彼らはいつも彼を忘れるからです。この話は神が単純な人々を愛し、最終的に物事を彼らの利益に変えたお話です。

ロシアの皇帝は空飛ぶ船を持ってきたものとお姫様を結婚させると国中に通達しました。「これはチャンスだ」と賢い2人はいい、一緒に出発することにしました。お父さんは彼らを祝福し、いい服を着せて、お母さんは柔らかい白いロールとお肉とコーンのブランデーの瓶をカゴに詰めました。お母さんは彼らの姿が見えなくなるまで彼らに手を振っていました。そして冒険に出発しましたが、彼らの話は二度と聞くことがありませんでした。2人の出発する姿をみた世界一のおバカは「私もいく」といい、両親は「バカな男ね。クマにも狼にも食べられるでしょうね」と言いました。しかし彼は考えを曲げません。彼はいくと言い、うるさくなったお母さんはカバンに道中の食べ物を詰めて、彼のことはドアでみたのが最後です。

世界一のおバカは出発し、歌いながら進みました。まだ遠くにいっていないところで、老人に男性に出会いました。「いい日だね、若ものよ。」「いい日ですね。おじいさん」といい、どこにいくのかと聞かれたので、答えるとおじいさんは「空飛ぶ船は作れるの?」と聞き、いいえと答えると「どうするの?」と聞いてきました。おバカは「神様が知っています」といいました。するとおじいさんは「それなら、ここに座って、一緒に休んで、食べ物を食べよう。持ってきたものを出しなさい」と言いました。おバカは「私には十分ですが、ゲストにお尋ねできるような食べ物はもっていなくて恥ずかしい」と言いました。するとおじいさんは「心配しないで、ひらいてみなさい」というと、おバカは目を疑いました。黒いパンの皮の代わりに新鮮なホワイトロールと、お肉、コーンのブランデーが入っていました。2人は陽気に、食べて飲んで歌いました。それから老人は「私の話を聞きなさい。森に行きなさい。最初の大きな木のところに行き、その前で神聖な十字のサインを3回しなさい。あなたの小さな手斧でそれを打ちなさい。誰かが起こすまで、後ろに倒れてそこに横たわりなさい。それからあなたは空飛ぶ船を見つけるでしょう。しかしあなたがあったすべての人を船にのせてあげなさい。」と言いました。老人に感謝をして森に向かい言われたようにして、誰かが肘を揺すりました。彼は空飛ぶ船に乗ると、船は空に飛んでいきました。

小さな船はまるで水中を進むようにすすみ、彼は道に迷うことをおそれで国を横切りませんでした。彼は湿った地面に耳を傾けている男の人を見ました。「いい日ですね。おじさん」「いい日ですね、空のもの」と挨拶し、「そこで何をしていますか?」と聞くと「私は世界で行われているすべてのことを聞いています」といい、おバカは船に載せました。それからまた出会った男の人に「片足で何をしているの?」と聞き、「もしもう一方を解いたら、私はもっと早く動くべきです。私は一跨ぎで世界を越えるべきです。」といい、船にのせました。それから銃をもっている男の人に会い、「何を撃とうとしているの?鳥は見えないよ」というと、「なんと。もし鳥がいるなら私は打たないよ。鳥や動物は私の印の一部だから」といい、おバカは船にのせました。それからパンいっぱいの袋を持っている男性にあい「どこにいくの?」というと「夕食のパンを得にいくんだ」といい、「だけどふくろいっぱいにもってるじゃん」というと「これは小さなクズだよ。十分ではない」といい、船にのせました。それから湖の周りをあるく男性にあうと男性は「喉が乾いて水が飲みたい」といいました。湖の水を飲んだらというと「こんなのただの滴だよ。私は人のみで飲んでしまう」といい、おバカは彼を船にのせました。それからあと2人であった男性を船に乗せて、皇帝のところに行きました。

到着した時皇帝は夕食を食べていました。召使いに誰が船を持ってきたのかを見にいかせました。召使は船に乗っている人は全員農民と小作人でなので、彼は皇帝のところにいき、紳士ではなく、全員汚い小作人だと言いました。皇帝は単なる小作人と娘を結婚させたくありませんでした。なので、どのように交渉しようか考えました。そして「叶えられないことを与え、彼らの命を奪い、空飛ぶ船を手に入れよう」とかんがえました。そして、「皇帝が夕食を食べ終わる前に魔法のお水を持ってきなさい」と命令しました。

船ではおバカが「どうしたらいいのだろう」というと素早い活動家が「心配しないで。私が対処できるよ」といいました。素早い活動家は紐をほどき、ものすごい速さでボトルに入った水を持ってくると言いました。皇帝の食事は最後の食事になり、誰も彼が時間内に戻ってこれないとおもいました。そしてたくさん時間があると思い、水車のしたで寝始めました。すると十ともった男に人は彼の頭ギリギリを打って起こしそれから大急ぎで持ってきました。そして召使から皇帝に渡されました。皇帝は「この小作人たちはなにものだ」といい、皇帝は「もしあなたたちがずる賢いやからなら、あなたたちはいい食欲をもっているに違いない。あなたと仲間で12個の牛のローストと40のオーブンで焼いたパンと1食に食べるに違いない」といいました。おバカは「そんなに食べれない」と言いましたが、大食いが「心配しないで」といいました。そして大食いがすべてたべました。皇帝は40バレルのワインを飲むようにいい、仲間がのみました。そしてすべて飲み食いしたことを聞いた皇帝はいいました。「彼らに結婚式の準備をすると伝えて、そしてお風呂に入りなさい。窒息するくらいお風呂は鉄のように熱い」と召使いからおバカに伝えられました。 おバカが体を洗いに入り、その前に仲間がわらをまいておきました。ドアをしめて彼らは死んだと思いましたが、わらのおかげで部屋は涼しく、震えながら夜を過ごしました。そして朝飯使いがくるとストーブの上で歌っているおバカと仲間がいました。

皇帝は怒りました。「彼らを排除する方法はないのか」といい、そして「もし私の娘と結婚したいなら、あなたは彼女を守れることを示さなければなりません。兵士の軍隊を見せてみなさい。」といいました。おバカは今回ばかりは何もできないといいました。すると仲間がいいました。「私を忘れているよ」そして召使に皇帝にいうように伝えました。「いいですよ。だけど皇帝に言ってください。もしまた延期するようなら、私はこの国に戦争を仕掛けて、お姫様を強制的に奪いにきます」そして、みんなが寝ている間に仲間はあちらこちらに行き、棒をまきました。すると巨大な軍隊が現れました。朝になって皇帝が外をみると道具をもった兵士たちに囲まれているのを見つけました。皇帝は今こわくなりました。そしてすぐに宝石といい洋服、そして宮殿に招待し、お姫様と結婚するようにたのみました。そしてお姫様にあい、恋に落ち、その日に結婚しました。皇帝と皇女は彼をとても好きになり、そしてお姫様も永遠に彼を愛しました。

「THE FOOL OF THE WORLD AND THE FLYING SHIP」の英語の難易度

難易度

英語のポイント

peasant = (昔の、または開発途上国などの)小作人、小作農、小百姓、いなか者、無骨者

Czar = (1917 年までの)ロシア皇帝、ツァー(リ)、専制君主、独裁者、権力者、指導者

bless = (十字を切って)祝福する、ために神の恩恵を祈る、(額から胸にかけて十字を切って)自らを祝福する、まあよかったと思う、恵みを授ける、祝福する、(天恵として)(…を)恵む、授ける、(…を)神聖にする、清める

hamper = (…の)動きを妨げる、じゃまする、妨害する、(食べ物などを入れるふたつきの)詰めかご,手さげかご

fellow = 男、やつ、君、(漠然と)人、(話し手の)自分、私、ボーイフレンド、(主に男性の)仲間、同士、同輩

crust = パンの皮、パイの皮、堅くなったパンの一片、乏しい食物、物の堅い表面、外皮、凍結雪面、クラスト、(ぶどう酒の瓶の内側に生じる)酒あか、地殻

sip = (…を)少しずつ飲む

merry = 陽気な、笑いさざめく、愉快な、おもしろい、笑い楽しむ、笑いと楽しみを誘うような、お祭り気分の、ほろ酔い機嫌で

sacred = (神にささげられたの意で)神聖な、神の使いの、神聖視された、宗教(的儀式)に関する、宗教的な、宗教上の、献じられて、(…を)祭って、専用で、(神聖で)破れない

cross = (昔、罪人の死刑に用いた)十字架、はりつけ台、キリストがはりつけにされた十字架、(十字架に象徴される)キリスト教(国)、十字形、十字記号、(誓言・祝福などの時空中または額・胸などの上で切る)十字の印、×印、十字標

jog = (…を)そっと押す、揺すぶる、(注意を促すため)ちょっと突く、促す、呼び起こす

single stride = 一跨ぎ、一またぎ

beast = 動物、(特に、大きな)四足獣、(人間に対し)獣、畜生、獣性、家畜、牛馬、ひどい人、いやな人

servant = 召し使い、使用人、(神・芸術などの)しもべ、公務員

moujik = ロシアの農民(特に1917年以前の人をいう)

goer = 行く人、よく出席する人、活動的な人、性的にみだらな人

cunning = こうかつな、ずるい、悪賢い、かわいらしい

stifle = 息を止める、窒息させる、息苦しくさせる、(…を)抑える、もみ消す

regiment = 連隊、多数、大群

lament = (…を)嘆き悲しむ、哀悼する、嘆き悲しむ、(…を)悔やむ、悔いる

fagot = まき束、そだ束、鉄棒の束、積み地金、ファゴット

thither = あちらへ、そちらへ

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

3歳の娘にはイラストがあまり興味を惹きつけることができず、文章が多かったため飛ばして読んでみましたが、途中で聞いてくれなくなってしまいました。

オススメしたい点

・ロシアの民話で、ずる賢いものよりも単純で純粋な心を持っている人の方がいいということがよく理解できます。

・アニメーションがユーチューブでありましたので、古いアニメーションですが乗せました。アニメーションをみても面白いと思います。

・ロシアの皇帝が意地悪な質問をたくさんしますが、よく考えれば、わけのわからない農民がやってきて、娘といきなり結婚するとなるよりも、ちゃんとしているかどうかが知りたかったんだろうと親心としても納得できます。

・読み応えがありますので、すこし文章多めの絵本をしっかり読みたい、という方におすすめです。

注意されたい点

・皇帝は問題をクリアできずに、殺そうとしてくるので、すこし残酷なことをするなと思います。お風呂で窒息させようとしたりするなど、少々怖い表現があります。

まとめ

文章も多く、長いですが、読んでいて面白い絵本です。1回目にさらっと読んだ時にはなんだか眠くなりましたが、しらない単語の意味をしらべてはっきりと理解できるとグリム童話を読んでいるような面白さがありました。ロシアの皇帝の悪さと、おバカな少年とその仲間たちの不思議な能力の戦いがとても面白かったです。

世界の童話は民話など、興味がありましたらぜひ読んでみてほしい一冊です。また、ずる賢い人はよくないということを教えてくれる絵本です。

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