英語の絵本「RAPUNZEL」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「RAPUNZEL」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「RAPUNZEL」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :5歳〜12歳

重さ・サイズ:503.7g・縦約31cm✖️横約23.6cm✖️厚さ約1cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:46ページ

英文法のポイント : 過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「RAPUNZEL」の作者

Paul O. Zelinsky / アメリカ

公式HP

https://www.paulozelinsky.com

Paul O. Zelinskyさんの他の作品

RAPUNZELはコールデコット賞を受賞しています。

「RAPUNZEL」のストーリー

この絵本は有名なラプンツェルの物語をイタリアの画風のような絵で描かれた作品です。

昔、こどものいない夫婦がいました。ある春、その妻は服がきつくなってきたと感じ、夫に「ついに子どもができたの」といいました。夫人は小さな窓のそばに座って美しい庭をみることが好きでした。その庭は四方を高い壁で囲んでいた魔術師のものでした。ある日、夫人が窓のそばに座っている時、彼女の目はラプンツェルの花壇にじっと向けられました。彼女はひどく食べてみたくなりました。日毎に彼女の渇望は高まり、苦しくなり、青白くなっていきました。彼女は「もしラプンツェルを食べることができなかったら、私は死ぬでしょう。」と言いました。夫は妻を愛していたので、彼女のためラプンツェルをとってくることにしました。壁にはドアも入るところもなかったので、窓から下に降りて、ラプンツェルを取ってきました。しかし、彼女のラプンツェルへの渇望は前よりもひどくなりました。

もう一度庭に降りていくと、魔女が現れました。「よくも私のラプンチェルを盗めるもんだ!」と怒り、夫は「命だけはお助けを」といい説明しました。魔女は「あなたのいうのが本当なら、必要なラプンツェルを持っていってもいいよ。だけど、お返しに子どもが生まれたら、私に渡しなさい」といいました。夫は妻が死んでしまうので、要求に同意しました。そして出産すると部屋に魔女が現れ、子どもをラプンツェルと名付けて持っていってしまいました。ラプンツェルは美しく成長しました。彼女が12歳になると魔女は彼女も森の中の高い塔へ連れていきました。塔に入るドアはなく、窓だけで、魔女が入りたい時にはラプンツェルに「ラプンツェル、ラプンツェル、髪をおろして」といいました。彼女の髪は地面まで落ち、魔女は髪を登ってきました。数年、ラプンツェルは魔女だけが訪問者でした。ある日王子様が塔のから聞こえる美しい歌声を耳にしました。魔女がどのように登るかをみた王子は同じようにラプンツェルに言い、髪を登って塔の上のラプンツェルに会いにいきました。そしてお互いに惹かれ、王子はラプンツェルに結婚を申し込み、ラプンツェルは同意しました。

ある日ラプンツェルは塔の上に登ってきた魔女に言いました。「私のドレスがきついの」というと魔女はおこって、「私を裏切ったな!」といいラプンツェルをつかみ髪の毛をきりおとし、そして荒れた森へ追い出しました。そして数ヶ月後、女の子と男の子の双子を生みました。そして魔女は王子が来るとラプンツェルの切った髪を落とし、王子は登ってきました。すると魔女が現れて言いました。「親愛なるダーリンを誘いにきたのか。でもあなたはもう彼女に会うことはできない」といい、悲しみに打ちひしがれた王子様は髪から離され、地面に落っこちてしまいました。しかし王子様はいきていましたが、彼の目は見えなくなっていました。森を彷徨い、数年後またラプンツェルが子どもたちと暮らしている森に戻ってきました。ある日、王子様は彼女の声を聞き、その方に向かっていました。ラプンツェルは彼をみて、そして彼に自分の腕の中に抱き寄せ泣きました。ラプンツェルが王子様を抱きしめると2つの涙が彼の目に入り、突然彼は視界がクリアになりました。そして彼は王国にラプンツェルと美しい子どもと一緒に帰りました。そして幸せに暮らしました

photo of forest with fog
Photo by Francesco Ungaro on Pexels.com

「RAPUNZEL」の英語の難易度

難易度

英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。

英語のポイント

sorrow = 悲しみ、悲哀、悲痛、悲嘆、悲しみのもと、不幸、不幸せ、難儀

sorceress = 女魔法使い、魔女

fix on = 〔+目(+前+(代)名)〕〈…を〉〔…に〕固定する,動かないようにする; 〈…を〉〔…に〕取り付ける,据える, 〔船舶・飛行機などの〕位置(の決定), 〔+前+(代)名〕〈目が〉〔…に〕じっと向けられる, 〔+前+(代)名〕〔…を〕決める,決定する, 〈目・注意・カメラなどを〉〔…に〕じっと向ける,〈思い・心などを〉〔…に〕凝らす, 〈ものを〉(ある場所に)しっかり取り付ける, 〈罪・責任などを〉〔人に〕負わせる

luxuriant = 繁茂した、豊かに生えた、豊富な、華麗な、華やかな

wretched = みじめな、哀れな、かわいそうな、不幸な、ひどくみすぼらしい、(肉体的・精神的に)ひどくみじめな、とても情けない思いをして、あさましい、見下げ果てた、卑劣な

craving = 切望、熱望

fierce = 獰猛(どうもう)な、凶暴な、激しい、すさまじい、猛烈な、荒れ狂う、不快な、ひどい

have mercy on me ! = 命ばかりはお助けを

bear = 産む、出産する、つける、結ぶ、生む、身につける、帯びる、記載がある、抱く、もつ

how dare you ! = よくもまあ…できるものだ

column = 柱、円柱、円柱状のもの、(ものの)柱状部、(新聞など印刷物の)縦の段、欄、(新聞の)定期特約寄稿欄、コラム、縦隊、(船隊の)縦列

bold = 大胆な、勇敢な、果敢な、大胆で、ずぶとい、出しゃばりの、鉄面皮な、際立った、肉太の、険しい

consent = …に)同意する、(…を)承諾する、同意する

seize = (…を)(突然ぎゅっと)つかむ、握る、捕まえる、乱暴につかむ、捕らえる、逮捕する、(強権をもって)差し押さえる、押収する、強奪する、奪う

in a rage = かっとなって、憤然として、激怒して、〈ひどく〉・怒って、かっとなって

coil = ぐるぐる巻く、渦巻き状に巻く、巻きつける、とぐろを巻く、丸くなる、巻きつく

shear off = 髪の毛を切る

wild = 野生の、野育ちの、荒れ果てた、自然のままの、人の住まない、未開の、野蛮な、人慣れしない、暴れる、荒れた

confront = 直面する、大胆に立ち向かう、(…と)向かい合う、(…に)向かい合っている、持ち上がる、立ちはだかる、(…に)向かい合わせる、対決させる、突きつける、(…を)対比する

grief = (死別・後悔・絶望などによる)深い悲しみ、悲痛、悲しみのもと

plummet = 落ちる

weep = (涙を流して)泣く、涙を流す、泣く、(…を)泣いて悲しむ、しずくを垂らす、雨を降らす、血を垂らす、じくじくする

enbrace = (愛情をもって)抱擁する、抱き締める、(…を)取り囲む、取り巻く、含む、包含する、(…を)包含する、乗ずる、喜んで応ずる、取り入れる

gaze = (熱心にじっと)見つめる、熟視する

content = 中身、内容物、内容、目次、(作品・論文などの)趣意、要旨、真意、(形式に対して)内容、(ものの中に含まれている物質の)含有量、(容器の)容量、満足して

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

3歳の娘は今は「the very hungry caterpillar」にはまっていて、スイーツや猫の絵本しか興味がないようで、この絵本を読もうとしても自分のお気に入りの本が読みたいといってきます。素晴らしい絵本なので、ぜひ読んであげたいのになと思ってしまいます。

オススメしたい点

・ルネッサンス期のイタリアの画風を感じさせてくれるイラストが素敵な絵本です。

・有名なお話の「ラプンツェル」の物語を知ることができます。

注意されたい点

・子どもがあまり小さいとイタリア風の画風は大人っぽすぎるのかなと思います。

まとめ

ディズニーの映画で「ラプンツェル」をみたことある方はストーリーは同じなので、ストーリーを知っているので、知らない単語が出てきても理解できると思います。ストーリーを知らなくても、難しい単語は出てきますが、全体的には難易度はそこまで高くないように感じます。表紙をみるとむずかしそうかもと思いましたが、難しい単語を飛ばしてもストーリーは理解できました。

この絵本はストーリーというよりもヴィーナスの誕生を思い出させてくれるイタリア風の画風のイラストがとても素晴らしい作品だと思います。絵画に興味がある人はぜひ読んでもらいたいですし、ディスニーの映画をみるよりも先にこの絵本をみたらまたラプンツェルの美しさのイメージが変わるのかなと思います。お子様にも読んでほしい作品ですが、大人にもお勧めです。

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