英語の絵本「GORILLA」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「GORILLA」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「GORILLA」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜10歳
重さ・サイズ:381.9g・縦約22.2cm✖️横約27.6cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:34ページ
英文法のポイント : 過去形



「GORILLA」の作者
Anthony Browne / アメリカ
公式HP
http://www.anthonybrownebooks.com
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Anthony_Browne_(author)
Anthony Browneさんの他の作品
Anthony Browneさんは1983年、1992年にケイト・グリーナウェイ賞、1985年にドイツ児童文学賞、2000年に国際アンデルセン賞を受賞しています。






「GORILLA」のストーリー
この絵本は女の子のハンナと毎日多忙でハンナにかまうことができないお父さんの誕生日プレゼントにあげたゴリラのおもちゃのお話です。
ハンナはゴリラを愛していました。ゴリラの本を読み、テレビをみて、絵を書きました。しかし彼女は本物のゴリラを見たことがありませんでした。彼女のお父さんは彼女を動物園に連れて行く時間がありませんでした。彼にはどのような時間もありませんでした。彼はハンナが学校に行く前に仕事に行き、夜は家で仕事をしました。ハンナが質問すると彼は「いまはだめ。忙しいの。多分あしたね」と言いました。しかし次の日は彼はいつも忙しく、「今じゃなく、週末にして」といいます。しかし週末は疲れすぎて、彼らは一緒に何かをしたことがありませんでした。
彼女の誕生日の前の日、彼女は興奮でうずうずしながらベットに行きました。彼女はお父さんにゴリラを頼みました。真夜中にハンナは起きてとても小さな包みがベットの足元にあるのを見つけました。それはゴリラでしたが、おもちゃのゴリラでした。ハンナは他のおもちゃと一緒にゴリラを部屋の角に投げてまた寝ました。その夜、びっくりすることがおきました。ハンナは怯えました。「こわがらないで、ハンナ」とゴリラはいいました。「きづつけたりしないよ。私はただ、あなたが動物園に行きたいのかと思っただけだよ」そして「いきたい」とハンナは答えました。2人はこっそりとしたに行き、ハンナはコートをきて、ゴリラはお父さんの帽子とコートを着ました。
彼らはドアを開けて外にでました。「おいで、ハンナ」とゴリラがいい、紳士的に彼女を持ち上げ、木と木を揺らしながら動物園に行きました。彼らが動物園に着いた時閉まっていました。しかしゴリラは「大丈夫」と言い、壁を登って、他のゴリラのいる場所へ行きました。ゴリラはオラウータンとチンパンジーの折に連れて行きました。彼らはとても美しかったですが、とても寂しそうでした。「次に何がしたい?」とゴリラが聞くと「映画を見に行きたい」とハンナは答えました。その後彼らは一緒に道を歩き、お腹がすいたので、食べました。「家に帰る時間?」とゴリラがいうとハンナはうなづきました。彼らは芝生で踊り、とても楽しい時間を過ごしました。
「もう行った方がいいよ。また明日」とゴリラが言いました。「本当に?」とハンナが聞くと、ゴリラはうなづき、微笑みました。次の朝ハンナが目覚めるとおもちゃのゴリラを見つけました。そして微笑みました。ハンナは下の階に急いで生き、お父さんに何があったか伝えました。「お誕生日おめでとう。動物園に行きたい?」と彼は言いました。そしてハンナは彼を見ました。彼女はとても幸せでした。



「GORILLA」の英語の難易度
難易度
英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。
英語のポイント
tingle = (…で)ひりひりする、うずく、ぞくぞくする、うずうずする
parcel= 包み、小包、小荷物、一区画の土地、一群、ひと組
amazing = 驚くべき、びっくりするような、すばらしい
creep = はう、腹ばう、はって行く、こそこそ歩く、そっと歩く、忍び足に行く、いつのまにか経つ、忍び寄る、(…に)(こっそり)近づく、(…に)からみつく
primate = 大主教、首座大司教、霊長目の動物
never mind = 気にしない、心配するな、大丈夫、…は言うまでもなく、…どころではなく
aftarwards = その後で;後になって;この後は;その後は
lawn = (公園・家の周囲などにある、きれいに刈り込んだ)芝生



実際に読んだ時の子供の様子
ゴリラの真似をよくする3歳の娘に、ゴリラの絵本はどうかなと思い、読んでみると、子どもの寂しい気持ちなどは理解していないようですがゴリラのイラストが出てくると喜んでいました。
オススメしたい点
・お父さんに構ってもらえない寂しい気持ちを感じることができる絵本です。
・期待していた誕生日のプレゼントがただのおもちゃでがっかりするという気持ちを理解できます。
・忙しいお父さんですが、誕生日に動物園に連れて行ってあげようと思っていたことがわかり、お父さんの愛情を感じる絵本です。
注意されたい点
・ゴリラと動物園に行ったり、映画に行ったりしたのは本当なのか、夢なのかは読み手の想像次第だと感じます。
まとめ
30周年の特別版もでるくらい長く愛されている絵本です。お父さんとハンナの2人しかでてこないので、もしかしたら父子家庭のお話なのかもしれません。お父さんはきっとハンナのために一生懸命仕事をしているのだと思います。ハンナが動物園に行きたいと行っていることはわかっていて、誕生日に連れて行ってあげるために仕事を頑張っていたんだろうと思います。
ゴリラは夢なのか現実なのかはわかりませんが、ハンナが幸せだと感じることができてよかったと、読み終えたあと、暖かい気持ちになれた絵本です。普段、両親が忙しくて構ってもらえない子や、忙しくて子どもに構う時間がないご両親に特におすすめしたい絵本です。








