英語の絵本「Michael Rosen’s Sad Book」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「Michael Rosen’s Sad Book」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「Michael Rosen’s Sad Book」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :3歳〜12歳

重さ・サイズ:475.6g・縦約30cm✖️横約22.7cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:36ページ

英文法のポイント : 現在形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「Michael Rosen’s Sad Book」の作者

Michael Rosen / イギリス

Quentin Blake /イラスト

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Rosen

Michael Rosenさんの他の作品

ミカエル・ウェイン・ローゼンさんはユダヤ人の家族に生まれ、現在のポーランド、ロシア、ルーマニアにルーツを持っています。

「Michael Rosen’s Sad Book」のストーリー

この絵本は悲しみについてのお話です。

これは悲しい私です。この写真は私が幸せに見えるでしょう。本当は寂しいけど幸せのふりをしています。こうするのは人々が私が悲しく見えると私をすきではないと考えるからです。時々悲しみはとても大きく、どこにでもあります。それから私はこのようになります。そして私が何もできなくなります。私は一番悲しくさせるのは、私の息子のエディーのことを考える時です。私は彼をとてもとても愛していました。しかし彼は死んでしまいました。時々それは私をとても怒らせました。私は自分自身にいいます。「よくもそのように死んでしまったのか。彼が私を悲しませるなんてなんとい言うことだ。」エディーは何もいいません、なぜなら彼はここにはもういないからです。

時々私は誰かに全てを話したくなります。私の母のようにです。しかし母ももういません。なので私は他の誰かを見つけます。時々私はそれについて話したくありません。誰にもです。一人だけで考えたくなります。時々、悲しいので頭のくるったことをしたくなります、シャワーで叫んだり、テーブルをスプーンで叩いたり、頬でウーやブーをしたりします。時々悲しいと悪いことをします。どのようなことが言えません。とても悪いことです、それは猫にはよくないことです。時々、私は悲しいけれどなぜかわかりません。ただ雲がきて、私を覆い尽くします。エディーやお母さんがが死んでしまったからではありません。たぶんそれは数年前と違う今だからです。私の家族のように。なので、何が起こったかというと以前と一緒ではないので悲しみが私に入ってきます。たくさん傷つかないように悲しくなることを理解するようにしてきました。私は他の人も悲しいと言い聞かせてきました。私は一人ではないと。たぶんあなたもあると。

毎日、私は誇れるように何かをしようとしました。それからベットに入る時にこの一つのことをたくさんたくさん考えました。私は自分自身に悲しくなることは恐ろしいことではないと言い聞かせます。毎日私は何かいい時間を一つするようにしています。他人を不幸にさせない限り何でもいいです。そして私は時々悲しみについて書きます。悲しみはどこにあるのか?悲しみはどこにでもあります。それはやってきてあなたを見つけます。悲しいときは?悲しみはいつでもです。それはやってきてあなたをみつけます。誰が悲しいのか?悲しみは誰でもです。それはやってきて、あなたを見つけます。

悲しみはベットの空間のように暗くて深い場所です。悲しみは私の頭上の空のように高くて明るい場所です。それが深くて暗い時には私はあえてそこに行きません。高くて明るい時、私は薄い空気になりたいです。この最後の分はここにいたくないという、意味も含んでいます。私はただ消えたくなります。しかし時々窓をみて、クレーンや満員電車が通りすぎるのをみて、自分自身を見つけます。それから思い出します。雨の中のお母さん。エディーが笑いながら街を歩いていること。学校の劇で老人の役をしたこと。ソファでキャッチボールをしたこと。そして誕生日。私は自分のだけでなく他のひとの誕生日も大好きです。そしてキャンドル。ろうそくは必要です。

woman squatting near gray concrete wall
Photo by Rafael Barros on Pexels.com

「Michael Rosen’s Sad Book」の英語の難易度

難易度

悲しみを理解するのは小さな子どもには理解が難しいかもしれません。

英語のポイント

how dare = よくも

banging = bangの現在分詞。(…を)ドンドンたたく

it is not fare to = ~するのはずるい[フェアではない・公正な行為ではない]

figure out = (…を)理解する、理解する、(…を)解く、解決する、計算して(…の)合計を出す、(…を)計算する

horrible = 恐ろしい、ものすごい、身の毛のよだつ、ぞっとするほどいやな、実にひどい、(人に)残酷な

place = (ある特定の)場所、所、(特定の目的に使用される)場所、建物、…場、(抽象概念としての)空間、場所、余地、空いた場所、空間

thin = (表と裏のへだたりのない意味で)薄い、厚みのない、薄い、細い、細長い、やせた、ほっそりした、希薄な、こくのない、まばらの

play catch = キャッチボールをする、〈キャッチボール〉・ボール投げをする

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

SAD BOOKと読むと「えーんえーん」と泣き真似をしてくれますが、絵本の内容の悲しみについては理解していない様子でした。

オススメしたい点

・どこからともなくくる悲しみがあるということを学ぶことができます。

・子どもやおかあさんを失った悲しみと悲しみに向き合っていこうとする心の葛藤を学ぶことができます。

・笑顔の人でも悲しみを抱えていることを学ぶことができます。

注意されたい点

・悲しみについての絵本なので全体的には暗めのお話です。

まとめ

大人はこの絵本を読んで共感できる部分が多いのではないでしょうか。私は特に「悲しみがどこからやってきて、あなたをみつける」という部分がとても共感できました。悲しみってふとした時に雲のようにやってきて、そして去っていく時は本当にあります。生きていくことはたくさんの悲しみを乗り越えることなんだなと思いますし、今、感じている幸せを一つ一つ大事にしようと感じました。

人の悲しみを理解できる人になってほしいと思っているので、この絵本は読み続けていきたいなと思いました。

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