英語の絵本「the Lost Happy Endings」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★良い!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「the Lost Happy Endings」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「the Lost Happy Endings」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :5歳〜12歳
重さ・サイズ:241.7g・縦約23.6cm✖️横約17.2cm✖️厚さ約1.3cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ペーパーバックです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:44ページ
英文法のポイント : 過去形



「the Lost Happy Endings」の作者
Carol Ann Duffy / イギリス
Jane Ray /イラスト
ウィキペディア
https://en.wikipedia.org/wiki/Carol_Ann_Duffy
Carol Ann Duffyさんの他の作品
Carol Ann Duffyさんは英国の詩人および劇作家です。彼女はマンチェスターメトロポリタン大学の現代詩人の教授であり、2009年5月に桂冠詩人に任命され、2019年に辞任しました。






「the Lost Happy Endings」のストーリー
この絵本は主人公のジャブという少女は毎晩みんなにハッピーエンドを届ける仕事をしていました。しかしハッピーエンドが入った袋を魔女に奪われてしまいます。ハッピーエンドが届かないため、子どもたちのお話はハッピーエンドで終わらず泣き叫びます。ハッピーエンドの袋をジャブは取り返すことができるのだろうかというお話です。
ジャブの仕事は重要で彼女は誇りを持っていました。毎晩夕暮れがゴムのようなものの輪郭を取り除いていたとき、ジャブは彼女の大きな緑色の袋を背負って、みんなの就寝時間に間に合うように森の端から端まで物語のすべてのハッピーエンドを運ばなければなりませんでした。森のはずれに着くとジャブは巨大な古いかしの木の頂上まで登り、まだ彼女の背に袋をもって、一番高い枝に座ります。それからとても慎重にジャブは袋を開け、紫の夜の空中にハッピーエンドを振って出します。彼女の小さな手は指が6つあるので、彼女はこれが上手でした。エンディングのいくつかは呼吸のように漂い、他のエンディングは蛾が光を求めて手探りするように上に羽ばたきました。葉や小枝が燃え上がる中でホタルが消えていくように見えるものもあれば、ロケットのように空に向かってヒューッと跳び、森の上で大当たりのように舞い降りる花火のものもありました。
最後のエンドが袋から出ると、ジャブは地面や降りて、薄暗い林を通って、家に帰ります。時々フクロウの目がたいまつのように木からちらっと見えて、彼女を飛び上がらせ、まるで生きているフリスビーのようにコウモリが頭上すれすれを跳び、ジャブは急いで彼女の居心地の良い穴のある家に急いで行きます。彼女は翌日かなりおそく寝るでしょう。そのときまでに彼女は買い物をして、料理して、洗濯して、アイロンをかけて新しい本をすこし読んで、たぶん他の穴のご近所さんと尋ね、家の鳩のようにハッピーエンドは森に飛んで戻ってきて、そして古い銀のガバの木にまた戻ってきます。
ある夜、ジャブが満杯の袋をもって出発した時、木に覆われた霧のスカーフに気づきました。その一つがジャブの首にかかり、彼女を震えさせました。ジャブが森の真ん中に到達するまでに、霧ですこし先しか見えなくなりました。影の多い木々は小枝の指と長い腕の背の高いグールのような悪党に見えます。茂みはまるで強盗が襲う準備ができているかのようにしゃがみこんでいます。ジャブは急ぎました。「こんにちは。私の小さなディアリオ」ジャブは飛びました。木の樹皮のような顔と恐ろしい爪の手を持つ老婆がジャブの前の小道に立っていました。彼女は毒のベリーのような赤い恐ろしい目をもっていました。「袋の中身は何?」と老婆は聞き、ジャブの腕から奪い取りました。「ひとりにして。私は行かなければいけないの。」とジャブがいうと、「黙れ!」と意地の悪い老婆は言い、緑のつばを顔に吐きました、ジャブはショックで後退りし、木の根につまづきました。怒りよりも早く、老婆はハッピーエンドの袋を奪って行きました。「私にはこの6つの指がある」と彼女はうなりました。それからまた唾を吐き、暗闇と霧の中に消えて行きました。
ジャブは長い間魔女が帰ってくるのを恐れてそこで横たわりました。霧が上がり始め、月は森の中の狭い道を長い銀の指に変えました。ジャブは立ち上がりました。ハッピーエンドをなくしてしまいました!冷たい黒い夜に苦い涙を撒き散らして家に帰りました。ジャブが森をすすり泣いている時、子供達はベッドでベッドタイムストーリーを聴いています。しかし今夜はハッピーエンドではありません。ヘンゼルとグレーテルはオーブンを暖かくしている間ジンジャーブレッドハウスに囚われてしまいました。泣き始める子どももいました。シンデレラの足はガラスの靴にはおおきすぎました。わめく子どももいました。白雪姫は毒林檎を食べて死に、永遠に死んだままです。叫ぶ子供もいました。ヒステリックを起こすものもいました。すぐにその夜はベッドで失望して泣き叫ぶ子どもや恐怖のひどい音でいっぱいになりました。ジャブも彼女の穴で子ども達が出す音を聞いていました。彼女の心は歯痛と同じくらいいたくなりました。ジャブは彼女の穴の中で前後に揺れ、悲しみでうめき声を上げました。夜明けが来ると静かになり、疲れ果てたジャブはぐっすり眠りました。彼女が寝ている時、夜に書くことができる黄金のペンの夢を見ました。夜に目覚めると、ジャブのベッドのそばの小さなテーブルに黄金のペンが置いてありました。何も考えずに素早くそのペンをつかんで、森に出発しました。暗くなり、星が出て、魔女にあった近くのとこまできました。そして彼女は夜の空中にはてなマークを描きました。突然ジャブは何をすべきか理解しました。彼女はハッピーエンドを夜に描きました。彼女が書いたすべての文字は黄金の文字で照らされました。
魔女は暗闇の中死んだ木の幹にすんでいました。彼女がハッピーエンドの袋をあけたとき、彼女は怒り狂いました。魔女にとっては価値のないのものです。彼女は穴の隅に袋を投げつけ、鳥を食べに外に行きました。しかし今夜魔女は火を作るためにハッピーエンドの袋を燃やそうと決めました。なので彼女は袋を外に出して、小枝と乾いた葉を加えて、二つの枝で火花をおこすためにしゃがみました。まもなく、素早い動きで火花を起こして火が出始めました。火花が魔女の縮れた年老いた髪に飛び跳ねました。燃える髪の匂いがしました。彼女は恐ろしい金切り声をあげてたちあがり、手で頭をたたきました。しかし、炎は彼女の古い黒いフロックの袖に飛び乗って、それらをオレンジ色に染めました。魔女は火の中を狂ったように踊りました。ジャブはひどい音を聞いて、木々の間を漂う奇妙な、塩辛い、燃えるようなにおいをかいだ。彼女は匂いを追いかけ、その匂いは森の真ん中に導きました。最初に彼女は魔女が火によろめいて、ドラゴンの息のように吐いたと思いました。しかし、火が顎を開いて咆哮し、彼女はそれが魔女が火刑に処せられているのを見ました。
ジャブができることは何もありませんでした。彼女は恐怖で魔女の小さな赤い目を始め、完全に黒く焼かれ、ヒューという陰鬱な音で灰になりました。ハッピーエンドの袋は彼女の横の地面に置かれていました。葉と枝で覆われていましたが、完全に触っていませんでした。ジャブは袋をもってできるだけ早くかしのきに向かって走りました。ジャブが黄金のペンで最後の文章を書き終わると文字は突然消えました。ジャブは震えて辺りを見回しました。彼女は小さなほのうが残っているとなりにたち片方にハッピーエンドの袋と片方に黄金のペンを持っていました。空気中に奇妙な寒さがありました。彼女が走ってもまだハッピーエンドをベッドタイムに届ける時間があります。ジャブは背中に袋を背負って、彼女の人生の中で一番早く走りました。
柔らかい雨が煙のある燃えさしに降り注ぎます。月が大きく出ています。ジャブが走っている時、黄金のペンをおとしました、しかし私は森でみつけて、これを描きました。



「the Lost Happy Endings」の英語の難易度
難易度
英語のポイント
dusk = (たそがれの)薄暗がり、夕やみ
oak tree = かしの木
kindling = 点火、発火、興奮、たきつけ
flouncing = flounceの現在分詞。(大げさな身ぶりでいらいらして)飛び出す、 飛び込む
twig = 小枝、細枝
zipping = zipの現在分詞。ビュッ、 ビュー(という音)
scamper = はね回る、ふざけ回る、あわてて逃げる
rustler = さらさら音を立てる、さらさら音をさせて動く、動き回る、活躍する、牛を盗む
homeward = 家路へ向かう、帰途の、(本国へ)帰航の
torch = たいまつ、(知識・文化の)光、懐中電灯、(溶接などに用いる)発炎灯、トーチランプ
trot = 馬の)速歩(はやあし)、だく足、(人の)急ぎ足、急ぎ足の散歩、下痢、(語学の)とらの巻、翻訳本
skim = (スプーンなどで)上澄みなどをすくう、すくい取る、すれすれに通っていく、すれすれに飛ばす、ざっと読む、拾い読みする
launder = (…を)洗濯する、洗濯してアイロンをかける、(出所を偽装したりして)合法的に見せる
birch = カバノキ、カンバ、カンバ材、(もと生徒の処罰に使った)カンバの枝むち
ancient = 昔の、往古の、古代の、古来の、古くからの、旧式の、とても古い、老齢の
drape = (…に)ゆるやかにかける、優美にまとう、(…を)おおう、(…に)もたれかける、ひだをとってゆるやかにする、(…を)ゆるやかなひだでおおう
noose = (引くと輪が締まるようになっている)輪縄、引き結び、(絞首刑の)首つり縄、絞首刑、わな、(夫婦などの)きずな、輪縄で捕らえる; わなにかける.引き結びを作る.
shadowy = 影の多い、暗い、影のような、かすかな、ぼんやりした
villainous = 悪党らしい、ひどく悪い、ひどい、いやな
ghoul = グール、残忍な事をして喜ぶ人
mugger = (戸外で人を襲う)強盗
twiggy = 小枝の多い、小枝のような、ほっそりした
what makes those big guys think they are so big
twist = よる、より合わせる、(より合わせて)(…を)作る、(…を)より合わせて(…に)する、(…を)編んで(…を)作る、(…を)巻きつける、からませる、(…を)ねじる、曲げる、ねじってはずす
nip = (二つの点で強く)はさむ、つねる、ぎゅっとかむ、かむ、はさむ、(…を)(…に)はさむ、摘み取る、はさみ取る、枯らす、(…の)成長を阻止する
gasp = あえぎ、息切れ、(恐怖・驚きなどで)はっと息をのむこと
vicious = 悪意のある、意地の悪い、危険な、危なっかしい、物騒な、ひどい、悪性の、癖の悪い、御しにくい、誤りのある
spit = 吐く、吐き出す、(…に)吐く、言ってのける、焼きぐしに刺す
spittle = (吐き出された)つば
trip over = 縺れる、つまずく、つまずいて倒れる、よろける
root = (植物の)根、根菜類、(舌・耳・翼・指などの)付け根、根元、(歯・毛・つめなどの)根、根源、根本、核心、基礎、ルーツ
fury = 憤激、激怒、激怒の状態、激しさ、猛威、狂暴、激しい興奮状態、復讐(ふくしゆう)の女神の一人、怒り狂う女、狂暴な女
snatch = (急に強引に)ひったくる、ひっつかむ、かっぱらう、強奪する、(急に)ひったくる、(…を)(機を見て)急いで取る、(…を)(相手の許可なく、機を見て)すばやく手に入れる、急に運び去る、誘拐する
snarl = (…に)(歯をむきだして)うなる、(…に)がみがみ言う、どなる
get to one feet = 〈起立する〉・立ち上がる、立ち上がる、〈立ちあがる〉・立つ
scattering = 四散する、まばらな、散在する、分散した
howl = 遠ぼえする、うなる、ヒューヒューいう、わめく、怒号する、大笑いする
mouthful = (…の)ひと口(の量)、ひと口分、(…の)(ほんの)ひと口(分)、少し、長くて発音しにくい語、適切な言葉、名言
awful = ひどい、(程度が)非常な、すごい、恐ろしい、すさまじい、畏怖(いふ)の念を起こさせるような、荘厳な
wailing = wailの現在分詞。泣き叫ぶ、 声をあげて泣く
sore = 痛い、ひりひりする、心を痛める、人の感情を害する、悲嘆に暮れた、悲しむ、怒って、腹を立てて、(…に)怒って、悔しがって
sorrow = 悲しみ、悲哀、悲痛、悲嘆、悲しみのもと、不幸、不幸せ、難儀
forth = (…)以後、前へ、見える所へ、(家などから離れて)外へ
moan = (苦痛・悲しみの)うめき(声)、(風などの)うなり声、悲しげな声、不平、不満
seize = (…を)(突然ぎゅっと)つかむ、握る、捕まえる、乱暴につかむ、捕らえる、逮捕する、(強権をもって)差し押さえる、押収する、強奪する、奪う
thorniest = thornyの最上級。とげの多い、 とげのような
furious = 怒り狂った、猛烈に怒って、荒れ狂う、猛烈な、激しい
tipple = 酒を常習的に飲む
fling = (勢いよく)投げる、投げ飛ばす、投げつける、ほうり出す、(…に)投げつける、浴びせる、陥らせる、ほうり込む、(…を)(ほうるように)動かしてする、急に伸ばす
lair = (野獣の)巣、穴、隠れ場、隠れ家
lugged = lugの過去形、または過去分詞。(…を)力まかせに引く、 引きずる、 無理に連れていく
squatted = squatの過去形、または過去分詞。しゃがむ、 うずくまる
leap = 跳ぶ、はねる、跳躍する、踊る、躍動する、飛ぶように行く、さっと走る、急に(…に)変わる、飛びつく、応じる
frizzy = ちぢれ毛の、細かくちぢれた
shrieked = shriekの過去形、または過去分詞。キャッと言う、 金切り声を出す
hideously = 恐ろしい様で
crackling = パチパチと音をたてること、(ローストポークの)かりかりする上皮、(脂肉からラードをとった後の)かす、魅力的な女性たち
collapse = つぶれる、くずれる、崩壊する、落ち込む、陥没する、失敗する、(過労・病気などで)倒れる、衰弱する、衰える、急に下落する
sullen = むっつりした、不機嫌な、陰気な、陰うつな
cinder = (石炭などの)燃え殻、消し炭、灰、石炭殻、(溶鉱炉から出る)スラグ、(火山から噴出した)噴石
hiss = シューッという音を立てる、(不満・非難を表わして) (…に)シッと言う
caol = 石炭、(燃料用に砕いた)石炭、小塊炭、木炭、燃えさし、おき
agog = わくわくして、沸き立って、むずむずして
dull = 鈍い、なまくらの、鈍感な、愚鈍な、わかりの遅い、(…が)鈍くて、鈍く感じる、ぼんやりした、さえない、どんよりした
gape = (驚いたり感心したりして)ぽかんと大口をあける、(…に)ぽかんと口をあけて見とれる、あくびをする、ぱくりと開く、大きく裂ける、大きく開く



実際に読んだ時の子供の様子
表紙の絵が可愛らしい絵ではなく、暗いイメージなのか、あまり興味を持って聞いてくれませんでした。すべてを一字一句読むには少し難しい絵本です。
オススメしたい点
・絵本のハッピーエンドを毎晩届けてくれる少女がいるというお話の設定が素敵だなと思います。
・魔女のように悪いことをしたら、悪いことで返ってくるということを学べます。
・単語の難易度は高めの絵本を読みたいと言う方にお勧めです。
注意されたい点
絵本の途中で文章のフォントが変わり、筆記体のような文字も使われるので、読み辛く感じました。(魔女のお話の部分)
途中魔女のイラストもこわい感じがします。
まとめ
読み始めた時からとても難しいなと感じて3歳の娘もよくわからないような顔をしていたので、途中で読むのをやめました。話を理解してから簡単にしてお話を伝えてあげようと思いました。
イラストも可愛らしいとうよりは恐ろしいですし、使っている単語も難しい単語も多いので、5歳でもよめるのかな?という感じがしました。しかし、単語の意味がわかれば、難しすぎるというわけではないので、単語の意味さえ確認すれば、本の内容は理解できます。
ちょっと難易度高めだと思いますが、英語力もしっかりついてきて、すこし難しい絵本も読みたいと言うときにお勧めの絵本です。








