英語の絵本「It’s Mine!」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!



日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。
この記事では英語の絵本「It’s Mine!」の紹介と実際に読んだレビューします。
以下のような方に参考になれば幸いです。
・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・
※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。
※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)
目次/Contents
この記事を読んでわかること
「It’s Mine!」の評価
総合評価
文章・内容の難しさ
絵の可愛さ
文章のボリューム
単語レベル
推奨年齢 :3歳〜12歳
重さ・サイズ:131.8g・縦約27.5cm✖️横約22.4cm✖️厚さ約0.3cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)
本の質感:ペーパーバックです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。
ページ数:36ページ
英文法のポイント : 過去形



「It’s Mine!」の作者
Leo Lionni / オランダ
公式HP
Leo Lionni さんの他の作品
Leo Lionniさんのお父さんはダイヤモンドカッター工でお母さんはオペラ歌手として活躍していました。






「It’s Mine!」のストーリー
この絵本は3匹のカエルはいつも自分のものだと主張してケンカばかりしていました。ある日大雨が降り、怖さを共有する中で、私のものではなくみんなのものということを学びます。
虹の池の真ん中には小さな島がありました。砂浜には滑らかな小石が敷き詰められ、シダや葉の生えた雑草で覆われています。その島には3匹のケンカっ早いミルトン、ルパートとリディアという名前のカエルが住んでいました。彼らは朝から晩までつまらない議論をしてケンカをしていました。「池に入るな!水は私のものだ。」ミルトンは大声で言いました。「島から出なさい!地上は私のものだ!」とルパートは叫びました。「空気は私のものだ!」とリディアは蝶々を取るために跳びながら言いました。
ある日大きなヒキガエルが現れていいました。「私は反対の島に住んでいる。だけど一日中「私のだ!私のだ!」という叫び声が聞こえてきます。あなた達の終わりのない口論に平和がありません。このままではいけません」と言い、ゆっくりと向きを変えて雑草の中へ飛んで行きました。ヒキガエルが帰ってまもなく、ミルトンは大きなミミズを連れて逃げてしまいました。2匹は追いかけ「ミミズはみんなのだよ!」と言いました。しかしミルトンは「これは違うよ。これは私のだよ!」と言いました。
突然、空が暗くなり、遠くから雷が鳴って島を囲みました。雨は空気を満たし、水は泥に変わりました。洪水に飲み込まれて島はどんどん小さくなっていきました。カエル達は怖くなりました。必死でいくつかのすべる石につかまりました。しかしすぐにこれらもなくなり始めました。一つの岩しか残っておらず、カエル達はそこにみんなでつかまり、寒さと恐怖でおののいていました。しかし今、みんなでいて、同じ恐怖と希望を共有しているので気持ちは落ち着きました。少しずつ、洪水が静かになってきました。雨は優しくなり、それから完全に止みました。
しかしみてください!彼らを救ったのは大きな岩は岩ではありませんでした。「あなたが私たちを助けてくれたのね!」とヒキガエルとわかり、叫びました。次の日の朝、水は澄み切っていました。太陽の光が池の砂底にいる銀色の小魚を追いかけていました。カエルたちは喜んで飛び込み、並んで島の周りを泳いでいました。空中に舞う蝶の大群を追いかけて、一緒に飛び跳ねました。そして、その後、雑草の中で休んだとき、彼らは今までにない幸せを感じました。「平和だね」とミルトンがいい、「美しいね」とルパートがいい、「他にも何があるか知ってる?」とリディアがいい、「何?」と2匹がいうと「私達のものだね!」と彼女は言いました。



「It’s Mine!」の英語の難易度
難易度
英語のポイント
pebble = (水の作用で丸くなった、海浜・川床にある)小石、小さな玉石
fern = シダ
weed= 雑草、紙巻きたばこ、刻みたばこ、ひょろ長い人、やせた弱々しい人
quarrelsome = けんか好きな、けんかっ早い
quarrel = (立腹しての)口げんか、口論、仲たがい、けんかの原因、苦情、けんかの言い分
quibble = (大事な問題点をはぐらかすための)あいまいな言葉、言い抜け、へ理屈、こじつけ、つまらない議論、難癖
from dawn to dusk = 朝から晩まで
bicker = 口論する、さらさら流れる、ぱらぱら降る、きらめく、ゆらめく
croak = (カエル・カラスなどの)ガーガー鳴く声、しわがれ声
defiantly = 恐れ気もなく、〈平気、大胆〉・恐れ気もなく、反抗的に
despetately = 必死になって、絶望的に、危篤状態に、やけになって、自暴自棄になって、死に物狂いで、ぜひとも、不可避的に、驚くほど、ぞっとするほど
cling = (…に)くっつく、くっついて離れない、ぴったりつく、(…に)(手足で)しがみつく、すがりつく、抱き合う、(…に)執着する、愛着をもって離れない、(…に)しみこむ、ついて離れない
huddle = ごちゃごちゃに積み重ねる、ごたごた集める、詰め込む、ちぢこまる、急いで着る
trembling = 震えること、おののき
fright = (急に襲う)恐怖、激しい驚き、お化けみたいな(醜い)人
subside =低下する、落ち込む、沈む、静まる、やわらぐ、ひく、(どっかと)腰を下ろす
altoghether = まったく、完全に、全然、まるで、全体で、総計で、全体的に見て、要するに
sunray = 太陽光線
minnow = ミノウ、ヒメハヤ、小魚、雑魚
swarm= 群れ、うじゃうじゃした群れ、大群、群衆、大勢、たくさん



実際に読んだ時の子供の様子
2歳の頃に娘にみせても理解していませんでしたが、3歳半くらいで見せると怖さを共有するということが少し理解できたのかなと思いました。大雨で水が池にいっぱいになってしまう、大雨は怖いなどが少し理解できたので、カエルの気持ちが少し理解できるようになったのかと思いました。しかし、3歳半でもほとんど脱線して、five little speckled frogsの歌を一生懸命歌っていました。
オススメしたい点
・「私のもの!」「私のおもちゃ!」など子どもが言う時がありますが、私のものの英語の言い方を覚えるのにもこの絵本はいいなと思います。
・「私のもの」という子どもに、「私のものではなく、みんなものだともっと喜ばしいことなんだ」ということを教えることのできる絵本だと思います。
まとめ
小学生の国語の教科書でお馴染みのスイミーの作者、レオ・レオニさんの絵本です。最初はレオ・レオニさんと知らずに読んでいましたが、なんだか絵のタッチが似ているなと作者名をみるとレオ・レオニさんでした。
私の娘が「It’s mine.」と言い始めたのは2歳過ぎてからで少し話せるようになるとよくおもちゃを手にして「mine」と言っていました。その時にこの絵本を見せていたのですが、Mineという言葉は理解できても本の内容は理解していないようでした。「私のもの」という娘に「みんなのもの。みんなで共有した方がいいよね」ということを伝えたくてこの絵本を読んでいるのですが、3歳後半くらいで読んでみると多少理解しているのかなと思いました。
スイミーよりも使用している単語は難しいように思いました。レオ・レオニさんの絵本はもらって、嬉しいですし、スイミーなどの有名な絵本ですと持っているかもしれませんが、こちらの絵本は持っていない可能性の方が高い気がするので、こちらの絵本はプレゼントにお勧めです。








