英語の絵本「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :3歳〜12歳

重さ・サイズ:421.6g・縦約23.6cm✖️横約27.5cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙のような手触りです。

ページ数:36ページ

英文法のポイント : 過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」の作者

Kathleen T. Pelley / スコットランド

S. D. Schindler / イラスト

公式HP

Kathleen T. Pelley さんの他の作品

小学校の教師として、Kathleen T. Pelleyさんは言語や歴史、ドラマを教えるのが大好きでした。教室では、生徒が何歳であっても、いつも物語を声に出して読む時間をたっぷりとっていました。1990年にアメリカ人の夫と、スコットランドとイギリスで生まれた2人の娘を連れてアメリカに移住した後、Kathleen T. Pelley さんは極度のホームシックにかかりました。書くことで心の傷を癒すことができ、すぐに出版社に自分の物語を送ったそうです。

「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」のストーリー

この絵本はマグナス・マキシマスさんという老人が主人公で彼は何でも計ったり、数を数えたりします。ある時ライオンが町に逃げ出してきて、マグナス・マキシマスさんが計っている間にトレーナーがきて町が助かったという事件があり、マグナス・マキシマスさんは公式の測定士になりました。しかしある日大事な眼鏡を壊してしまいます。大事な眼鏡を壊したことで、大事なことに気付いたというストーリーです。

あるところに物事を測るのが好きな老人がいました。彼の名前はマグナス・マクシムスで、彼は海のそばの今にも倒れそうな家に一人ですんでいました。他の人々が腰の幅、子供の身長、足の長さなどの普通のものを測っていたのに対し、マグヌス・マクシムスはもっと普通ではないものを測っていました。彼はたくさんの種類の時計や定規や温度計や気圧計、望遠鏡、潜望鏡でいっぱいでした。眼鏡を鼻先にかけたまま、濡れているか乾いているか、近いか遠いか、その中間を測りました。「マグナス・マキシマスは素晴らしい測定者だ」と人々は口々に言った。

測るのと同じように、マグナス・マキシマスは数を数えるのが好きでした。普通の人が財布のコインや並んだボタンやケーキやのキャンドルや針の上のステッチや箱の中のチョコレートを数えている間、グヌス・マクシムスはもっと普通ではないものを数えていました。彼は空の雲の数や、ゲラニウムの花弁、花のそばかす、お腹の嚢尾虫、パンのレーズンの数を数えました。彼は計った後や数を数えたあとは木の幹に印をつけるように、紙にかいて、はりつけました。「マグナス・マキシマスは素晴らしい測定者だ」と人々は口々に言った。

ある日、旅回りのサーカス団が町を通り過ぎようとした時、ライオンが逃げて、尻尾を振り、たてがみを左右に揺らしながらハイストリートを練りあるきました。人々は叫び、街灯柱によじ登りました。彼らは飛び回り恐ろしくはらはらしていました。しかしマグナス・マキシマスはライオンのところまで行き、「止まって」と厳しい声で言いました。それから彼は鞄から巻き尺と聴診器を出しました。「私が計っている間、座っていなさい」と言いつけました。びっくりしたライオンは彼のいう通りにしました。マグナス・マキシマスは尻尾の長さ、ひげの幅を測り、たてがみの中のノミの数を数えました。それから聴診器で心臓の音の数を数えようとしたときにトレーナーが来て、ライオンを持って行きました。

この出来事は町から街へと広がり、人々は彼の測量に驚きました。そして銅像を作り、市庁舎へおきました。市長は彼を町の公式測定者として宣言し、特別なセレモニーを行いました。公式の測定士になったので、彼はクラゲのふらつきから痒みまで、あらゆる測定しなければならなかったです。毎週土曜日の朝、町の広場で一番のコンテストをひらきました。一番だらりとした耳から臭い靴下までです。この測定の問題はマグナス・マキシマスはすべてを忘れてしまうことです。散歩に出ても、通る家の数や歩道のひび割れの数を数えるのに夢中で、杏の羽に舞う蝶や、楡の木陰で歌うカルガモにはほとんど気がつきませんでした。友達が夕食に招待してくれても、シチューの中の豆の数やパイの中のさくらんぼの数を数えるのに、忙しく、笑顔や涙の声に気がつきませんでした。

毎晩就寝時にマグナス・マキシマスはお風呂の泡の数、歯ブラシの毛の数、パジャマのストライプの数などを数えるのに時間がかかり、お祈りや祝福を数える前に寝てしまったのです。ある朝、マグナス・マキシマスはキッチに立って魚の網の数を数えていて、眼鏡をとって目をこすりました。眼鏡をうしろのテーブルに置き、彼の猫が飛び乗り、眼鏡を床におとしました。「私の眼鏡どこいった」と言いながら後ろに下がると、眼鏡を踏んで壊してしまい、彼は「新しいのを買わないと」と泣き叫びました。

眼科へ行くと先生は「明日の朝まで新しいメガネは手に入らない」といいました。「何したらいいかな。」と彼は呟き、海にいって、波を数えることにしました。そして岩に座って、波を数え始めようとしたとき、すそを引っ張られる感じがしました。そこに手を広げた小さな少年が立っていました。すぐにマグナス・マキシマスはポケットから巻尺をだそうとしましたが、頭をふりました。「ごめんね、メガネがないので、測れないの」といいました。少年は「マキシマスさん、僕は計って欲しいわけじゃないよ」と言いました。マグナス・マキシマスは頭をかいて「何をしてほしいの?」といいました。「もちろん、手を握って欲しいよ」と少年はいいました。マグナス・マキシマスは3つ瞬きをして、ゆっくりと長いため息をついて、小さな笑顔で「そうか」といい、マイケルの手を取りました。一緒に海の端まで歩きました。靴と靴下を脱いで、浅瀬で遊びました。彼らは塀と4つの塔のある砂の城を作りました。マグナス・マキシマスさんは自分の赤い水玉のハンカチを側につかいました。その日の終わり、彼はさよならと手を降り、陽気なジグの口笛を吹きながら帰りました。

その日の夜マグナス・マキシマスさんはお風呂の泡の数、パジャマのストライプの数を数えるのを忘れました。代わりに彼は白い泡のような波紋や、手と手をつないだときの心地よさを思い出しながら、彼は眠りにつきました。次の朝、彼は新しい眼鏡を取りに急ぎました。そして彼は家に帰りいつものように測り始めました。しかし、その日の夜、ホールの時計が6時を告げると、彼は時計や定規、温度計や気圧計、望遠鏡や潜望鏡を片付け、眼鏡をポケットにしまいました。彼はお茶といわしのサンドイッチを作り、庭に座りました。そして、太陽が沈み、月が膨らみ、果てしない空に星が見えるのを見ながら、子守唄を歌っていました。

wave of ocean washing empty sandy beach
Photo by Ben Mack on Pexels.com

「MAGNUS MAXIMUS, A MARVELOUS MEASURER」の英語の難易度

難易度

物を測定するものの英単語がたくさん出てくることと、一文が長く続いていて、3〜4行続いたりするので、難易度3にしました。

英語のポイント

ramshackle = 今にも倒れそうな、ぐらぐらする、がたがたの

scale = 目盛り、度盛り、(目盛りのついた)物差し、定規、(実物に対する模型・地図・製図などの) 比率、縮小比、(特に)縮尺、(グラフ・地図などに添えた)縮尺線、規模、程度

thermometer = 温度計、体温計

barometer = 晴雨計、気圧計、バロメーター、指標、変化の兆候

telescope = 望遠鏡

periscope = 潜望鏡、ペリスコープ、潜望鏡レンズ

perch = (鳥の)止まり木、(座れる)高い場所、パーチ、止まる、置く、のせる

wetness = 湿り度

dryness = 乾燥(状態)、無味乾燥、(酒の)辛口

nearness = 近いこと、接近、似ていること、類似

farness = 遠く離れているという特質

measurer = 計る人、計量器

petal = 花弁、花びら

freckles = freckleの三人称単数現在。freckleの複数形。そばかす、 小斑点、 しみ

measly = 嚢尾虫

badge = 記章、バッジ、しるし、象徴

parade = 行列、パレード、行進、(次から次へと現われる)人の行列、閲兵式、観兵式、盛観、誇示、遊歩道、散歩道、練り歩く、歩き回る

scramble = (敏捷(びんしよう)に)はって進む、はい回る、(きびきびと)はい登る、(…を)奪い合う、われがちに取り合う、争ってする、(敵機迎撃のため)緊急発進する、スクランブルをかける

lamppost = 街灯柱

skitter = 速やかに進む、水面すれすれに飛ぶ、流し釣りをする

scatter = (…を)まく、まき散らす、散財する、(…を)ばらまく、(…を)まき散らす、ばらまく、追い散らす、四散させる、散らす

flitted = flitの過去形、または過去分詞。すいすい飛ぶ、 飛び回る

flutter = はためく、ひらひら震える、羽ばたきする、羽ばたきして飛ぶ、ひらひらと飛ぶ、飛び交う、速く不規則に鼓動する、不規則に速く動く、ぴくぴくする、はらはらする

dither = (心配・興奮などで)おろおろする、ためらう、うろたえる、おろおろする

halt = 立ち止まる、停止する、ためらう、ためらいながら歩く、不完全である

stern = 厳格な、断固たる、(…に)厳格で、厳しくて、厳格で、人を寄せつけない、恐ろしい、険しい、苦しい、容赦のない

tape measure = (布または金属製の)巻き尺、メジャー

stethoscope= 聴診器

startle = びっくりさせる、跳び上がらせる、はっと驚かせてさせる

width = 広さ、幅、(心・見解などの)広いこと、寛大さ、一定の幅をもつもの

flea= ノミ

plug = (パイプなどの穴をふさぐ)栓、耳栓、消火栓、(電気の)プラグ、差し込み、ソケット、(内燃機関の)スパークプラグ、固形たばこ、かみたばこ、(テレビ・ラジオなどにはさみこむ)広告

marvel = 驚異、不思議、驚くべきこと、驚き入った人

town hall = 市庁(舎)、市役所、公会堂

declare = (…を)宣言する、布告する、公表する、(…を)(…と)宣告する、発表する、(…を)宣する、(…を)言明する、自分の立場を表明する、意思表示する、言明する

wobbliness = ふらつき感、ふらつき

NESS = ネス湖

floppy = だらりとした、締まりのない、元気のない、弱い

elm = ニレ、ニレ材

wail = 泣き叫ぶ、声をあげて泣く、(…を)泣いて悲しむ、嘆き悲しむ、むせぶ、もの悲しい音を出す、不平をいう、こぼす

mutter = (低いはっきりしない声で)つぶやく、ぶつぶつ不平を言う、低い音を立てる

tug = (…を)(力をこめて急に)引く、ぐいと引く、(…を)(…へ)引っぱっていく、引き船で引く

outstretched = 広げた、差し伸ばした

paddle = (海浜の)浅瀬の中をはね回る; 水遊びをする.

shriek = キャッと言う、金切り声を出す

moat = (都市・城壁の周囲に掘られた)堀

turret = (建物・城などの角から張り出した)小塔、(軍艦の)旋回砲塔、(戦車の)回転砲塔、(戦闘機の)銃座

hanky = ハンカチ

jaunty = 陽気な、朗らか(そう)な、元気のいい、はつらつとした、気取った、いきな、スマートな

jig = ジグ、ジグ舞曲、上下への急激な動き

whistling = whistleの現在分詞。口笛を吹く

sardine = イワシ、サーディン、イワシの身

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

私が本の長さを測るのに、measureをよくつかっているので、この絵本を読んだ時に、i know measure といって、机の上のmeasureを持ってきました。気圧計などはないのですが、おもちゃの聴診器はあったので、おもちゃの聴診器をみせたり、身長を計ってみたりしました。3歳の娘にとっては本の文章が長いのと、色々脱線してしまうので、最後までじっと読んでもらうことが難しかったです。

オススメしたい点

・この絵本を通して、物を測る定規やメジャーや温度計などの英単語を学ぶことができます。

・数を数えようと思ったら、どのような物が数が数えられるかを学ぶことができます。

注意されたい点

・ストーリー自体は難しくはありませんが、一文が長いので、4歳くらいまでのお子様には一度両親が絵本を読んでみて、要点や文章を短く簡単にして読んであげた方がいいかもしれません。

まとめ

3歳の娘の身長を測ろうと家でメジャーでやってみましたが、くねくね動いてしまったり、つまさき立ちしたり、中々身体測定のように上手には測れませんでした。

マグナス・マキシマスさんのように好きな物、好きなことでみんなに認められるのは素晴らしいなと思います。自分の子どもにも自分の好きなこと、得意なこと、これだけは負けないという物を見つけてもらいたいなと思いました。

そして何でもそうですが、集中するときには集中して、休む時には休む、このメリハリを大事にして欲しいと思います。日常生活で何が大事なことなのかを最後に教えてくれる絵本です。

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