英語の絵本「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :3歳〜10歳

重さ・サイズ:570.7g・縦約29.9cm✖️横約24.4cm✖️厚さ約1.0cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙は画用紙のような手触りです。

ページ数:52ページ

英文法のポイント : 過去形

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」の作者

Esphyr Slobodkina / ロシア系アメリカ人

ウィキペディア  

https://en.wikipedia.org/wiki/Esphyr_Slobodkina

Esphyr Slobodkinaさんの他の作品

Esphyr Slobodkinaさんは1908年、ロシアのチェリャビンスクに生まれ、1917年のロシア革命により、ユダヤ人の家族は不安定で危険な環境に置かれ、家族とともに満州のハルビンに移住し、そこで美術と建築を学びました。1928年にアメリカに移住し、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインに入学しました。

「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」のストーリー

この絵本は帽子売りの行商人がある日田舎を散歩していて木陰で昼寝をしていると帽子を猿にとられてしまい、それを取り返すという話です。

あるところに帽子を売る行商人がいました。しかし彼は普通と違い、背中に商品を背負っているのではなく、帽子を重ねて頭にかぶっていました。最初に彼のチェックの帽子、それから灰色の帽子、茶色の帽子、青の帽子そして一番上に赤い帽子をかぶっていました。彼は帽子を崩さないように背筋を伸ばして街を歩いていました。そして、「50セントの帽子はいりませんか!」と叫んでいました。

ある朝、彼は帽子が一つも売れませんでした。町を行き来して帽子を売ろうとしました。しかし誰も帽子を欲しがりませんでした。彼はお腹がすいてきましたが、お昼を買うお金がありませんでした。「田舎を散歩してみようかな」と言いました。彼は町から出て、帽子を汚さないようにゆっくりと歩きました。

大きな木に到着するまで長い間歩きました。「休憩するのにいいところだ」と考えました。そしてとてもゆっくり座ってすこしずつ木の幹に寄り掛かりました。それから手をあげて帽子がまっすぐか確かめました。帽子はみんなそこにありました。なので彼は眠りにつきました。彼は長い時間眠りました。彼が目覚めるととてもリフレッシュできました。しかし立ち上がる前に帽子があるかどうか確認しました。確認できたのはチェックの帽子だけでした。右をみて、左をみて、彼の後ろをみて、木の後ろをみましたが、帽子はありません。それから木を見上げました。何が見えたでしょうか?枝に猿が座っています。それぞれのさるが灰色や茶色や青や赤の帽子をかぶっています。

行商人は猿をみました。猿は行商人をみました。彼はどうしたらいいかわかりません。ついに彼は猿たちに話しかけました。「おい、さるたちよ。帽子を返しなさい。」しかし猿たちは指を振り返して「チッ、チッ、チッ」と言うだけでした。行商人は怒って両手を振っていいました。「おい、さるたちよ。帽子を返しなさい。」そして猿たちは同じことをして「チッ、チッ、チッ」と言いました。行商人はまた怒って、足踏みしました。「おい、さるたちよ。帽子を返しなさい。」しかし猿たちはまた行商人と同じことをして「チッ、チッ、チッ」と言いました。行商人は今度はものすごくおこって、両足で足踏みすると、さるもまねしました。最終的に怒った行商人は自分の帽子を脱いで、地面に叩きて歩き始めました。しかし、猿も帽子をとって、木から落としました。なので行商人はすべての帽子をひろって、チェックの帽子の上に灰色の帽子、茶色の帽子、青の帽子、赤い帽子を乗せました。そしてゆっくり、ゆっくり町へと戻って行きました。「50セントの帽子はいりませんか!」

gray harley davidson motorcycles flat brimmed cap hanged on brown wooden fence with gray barb wires
Photo by Joshua T on Pexels.com

「Caps for Sale: A Tale of a Peddler, Some Monkeys, and Their Monkey Business」の英語の難易度

難易度

英単語、文法共に簡単で、読みやすいです。

英語のポイント

peddler = 行商人、呼び売り商人、(麻薬などの)密売人

bunch = (果物などの)房(ふさ)、(花・かぎなどの)束、仲間、一団、群れ

ware = 製品、器物、品物、用品、瀬戸物、陶器、(通例店に置かない)商品、売品

upset = (…を)ひっくり返す、ひっくり返してこぼす、くつがえす、だめにする、狂わす、気を転倒させる、ろうばいさせる、心配させる、心配する、気にする

lean = 表記leaned(米国表記)、leant(英国表記)、(まっすぐな姿勢から)上体を曲げる、かがむ、そり返る、体を乗り出す、(…に)もたれる、寄りかかる、(…に)頼る、すがる

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

猿をみるといつも5 little monkey の歌を歌ってしまい、脱線してしまいます。He have so many cap!!と言っていました。

オススメしたい点

・話のストーリーがとても面白く、保育園や幼稚園で読んであげたい絵本だと思いました。

・日本でいう一休さんみたいな感じで、どうやって真似する猿から帽子を取り返すことができるかを考えるのも楽しいです。

注意されたい点

同じ帽子をたくさん持っているご家庭はあまりいらっしゃらないかとは思いますが、子どもが帽子を重ねてかぶりたがるかもしれません。

まとめ

YOUTUBEで英語で昔話みたいなお話を見ている時に、このお話がありました。この絵本を読んで、原作はこの絵本なんだと知りました。ほのぼのしたイラストも可愛いです。

帽子売りの行商人は帽子がうれなければお昼ご飯もないなんて大変だなと思いました。しかも1つ売れても50セント。時代が違いますが、50セントで何のお昼ご飯が買えるのだろうなどと考えてしまいました。

ページ数は多いですが、一文一文は短く読みやすく、そして余白がかなりあります。読みやすくとてもおすすめです。

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