英語の絵本「PEOPLE」はどう?実際に読んだレビュー評価 ★★★★★おすすめ!

日本にいながらバイリンガルの子を育てたいと考え、おうち英語に取り組んでます。その一環で日々英語の絵本(洋書)を読み聞かせしながら、1000冊読破+レビューに挑戦しています。

この記事では英語の絵本「PEOPLE」の紹介と実際に読んだレビューします。

以下のような方に参考になれば幸いです。

・乳幼児期の英語学習の為に子供に買ってあげたいけど、近くの書店では置いてないし、通販だと、質感、サイズ感、中身、英語のレベル感がよくわからないから悩んでいる。
・友達の出産祝いに何をあげればいいかネタがない・・・

※絵本のストーリーに関する解説もありますので、必要に応じて飛ばしてお読みください。

※本のサイズ感をお伝えする為に、iPhone6と比較しております。(iPhone6の寸法は14cm×7cm×0.7cm)

目次/Contents

この記事を読んでわかること

「PEOPLE」の評価

総合評価

文章・内容の難しさ

絵の可愛さ

文章のボリューム

単語レベル

推奨年齢 :3歳〜15歳

重さ・サイズ:596.7g・縦約34.6cm✖️横約25.5cm✖️厚さ約1.1cm(画像のiPhone6のサイズは14cm×7cm×0.7cm)

本の質感:ハードカバーです。中の紙はコーティングはされていてしっかりしています。

ページ数:48ページ

英文法のポイント : 現在形、過去形、比較級

woman reading book to toddler
Photo by Lina Kivaka on Pexels.com

「PEOPLE」の作者

Peter Spier / オランダ出身アメリカ人

ウィキペディア  

https://ja.wikipedia.org/wiki/ピーター・スピア

https://en.wikipedia.org/wiki/Peter_Spier

Peter Spierさんの他の作品

スピアさんの作品には聖書の物語を題材にしたものや、マザーグースをとりあげたものなどあります。

「PEOPLE」のストーリー

この絵本は世界に人口が何人くらいいて、その人々はどのように違うのか、を教えてくれる絵本です。各国のゲームや衣装、食べ物のスタイルなどをイラストで紹介してくれています。

世界にはたくさんの人がいて、毎年何百万人もの人が増えることは誰もが知っています。現在、地球上には50億人以上の人類が存在しており、この本を見終えるのに1時間かかるとすると、さらに9,000人以上の人類が存在することになります。2000年には60億人になるでしょう。もしみんなで手をつないだら、その線は3,805,871マイルになり、赤道の153倍の長さになります。あるいは月の16倍の距離です。5,000,000,000人以上の人々……そして、その中には同じ人はいません。一人一人が他の人とは違います。一人一人が、それぞれの個性を持った人たちです。

私たちは、背の高い人、低い人、その中間の人など、あらゆるサイズや形をしています。しかし、一人の例外もなく、みんな最初はとても小さかったのです。そして、私たちは様々な色を持っています。私たちの目も異なる形や色をしています。鼻は想像できる限りの形をしています。顔、唇、耳、全てもです。私たちの髪を思い浮かべてみてください。白雪のような髪から真っ黒な髪まで…ストレート、カーリー、キンキー、ウェーブなど。また、髪の毛が全くない人もたくさんいます。人々はおもしろく、真っ直ぐな髪の人はウェーブをかけ、すこしカールしている人は真っ直ぐにする人もいます。世界各地の人々は違う洋服をきたり、何もきなかったりします。誰もが自分を最高に見せたいと思っています。
しかし、ある場所では美しいとされるものが、別の場所では醜い、あるいは馬鹿げているとされることもあります。賢い人もいて、馬鹿な人もいます。しかしほとんどの人は中間です。ほとんどの人は、まともで、正直で、親切で、善意に満ちていますが、中にはこれらのどれにも当てはまらない人もいます。騒音を愛する人もいれば、我慢できない人もいます。そして、誰もが同じ考えを持っているわけではありません。どこの国の人でも、ゲームをすることは大好きです。しかし、どこでも同じゲームというわけではありません。私たちの好みは、昼と夜のように違います。私たちが建てる家も、私たちと同じように様々です。しかし、私たちには屋根が必要です。

ある人が笑うとある人が泣きます。他の人ができないことを得意とする人がいます。一緒にみんなでするのがいい人もいれば、一人を好む人もいます。私たちは様々なペットがいます。そしていろいろなお祝いや休日があります。好きな食べ物は違います。ある場所では珍味とされるものが、他の場所では食べるどころか触ることもできないです。食べるのを禁止されているものもあります。私たちは9つの主要な宗教がありますが、その他にも何千もの宗教があります。たくさんの人々は神を信じていていますし、たくさんの人は信じていない人もいます。生活するためにほとんどのひとが働き、その方法は、信じられないほど様々です。ほとんどの人が一生懸命働き、ナマケモノもいます。仕事がしたくても見つけれらない人もたくさんいます。金持ちもいればそうでない人もいます。

ほとんどの人は話せます。世界では201言語の違った言語があります。さらに小さなグループで話される無数の変種や方言があります。耳の聞こえない人は手話でコミュニケーションが取れます。すべての人が読めたりかけたりしません。しかし約100種類の文字があります。強大な力を持つ人は少ないが、私たちのほとんどは全く強大ではないです。私たちは階級やランク、クラスなどを発明しました。しかし、私たちは同じ惑星に角、同じ息を吸い、同じ太陽で暖まります。そして最後にはみんな死ななければなりません。私たちのうちの何人かは、私たちがいなくなった後もずっと、様々な形で記憶されています。

人々は至るところにいて、みんな違います。不思議なことに、自分とは違うという理由で人を憎む人もいるのです。人の目でしか自分を見ることができなければ、自分もまた違って見えるということを忘れてしまうのです。しかし、みんながおなじであったらどんなに恐ろしくぼんやりするか想像してみてください。私たち一人一人が他の誰とも違うというのは素晴らしいことではないでしょうか?

nativity painting of people inside a dome
Photo by Pixabay on Pexels.com

「PEOPLE」の英語の難易度

難易度

英語のポイント

equator = 赤道

distance = 距離、道のり、間隔、かなりの距離、遠方、隔たり、経過、広がり、(血縁・身分などの)相違、懸隔

individual = 個々の、各個の、一個人の、個人的な、独特の、特有の、個性を発揮した

exception = 例外(にすること)、除外、例外、異例、異議、異議申し立て

imaginable = 想像できる、想像できる限りの

kinky = ねじれた、よれた、ちぢれた、変な、気まぐれな、変態の、性的に倒錯した

ridiculous = ばかげた、ばかばかしい、おかしい

pitch black = ピッチのように黒い、真っ黒な

consider = (ある決定・理解のために)よく考える、熟考する、考察する、検討する、よく考える、考える、(…を)みなす、(…を)考える、思う、考慮に入れる

ugly = 醜い、見苦しい、醜悪な、不快な、いやな、荒れ模様の、険悪な、物騒な、危険な、たちの悪い

decent = (社会的規準からみて)見苦しくない、ちゃんとした、きちんとした、礼儀正しい、(人前に出られる程度に)何か着ていて、裸でなくて、かなりの、相当な、親切な、寛大な

whereas = …であるのに、ところが(事実は)、…に反して、…でみると、であるがゆえに

caber tossing =丸太投げ 

https://en.wikipedia.org/wiki/Caber_toss

Pelote Basque =バスク・ペロタ

https://ja.wikipedia.org/wiki/バスク・ペロタ

excel = (…で)(…に)勝る、優れる、これまで以上にやる

practise = 復習う、温習う、遣る、行る、働く

lazy = 怠惰な、不精な、眠気を誘う、もの憂げな、けだるい、動きののろい

desperately = 必死になって、絶望的に、危篤状態に、やけになって、自暴自棄になって、死に物狂いで、ぜひとも、不可避的に、驚くほど、ぞっとするほど

variant = 異なる、相違した

dialect = 方言、国なまり、(特定の職業・階層の)通用語

deaf = 耳の不自由な、耳の聞こえない、(…が)聞こえなくて、耳の不自由な人たち、(…に)耳を傾けないで

mighty = 力強い、強力な、強大な、巨大な、すばらしい、非常な

dull = 鈍い、なまくらの、鈍感な、愚鈍な、わかりの遅い、(…が)鈍くて、鈍く感じる、ぼんやりした、さえない、どんよりした

dreadfully = 恐ろしく、ものすごく、こわごわ、非常に、とても

focused students doing homework at home
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

実際に読んだ時の子供の様子

3歳の娘には長めの絵本かと思いましたので、最初の数字の50億などを読んでからはイラスト中心にどの国の人か、どの国の遊びなのかをみながら読み進めました。

オススメしたい点

・世界の色々な文化をこの絵本1冊で多くのことを知ることができます。

・民族衣装や、将棋など日本のこともたくさん書いてありますので、日本も世界の一つであり、有名なんだと感じることができます。

・色々な国も文字や冠の名前、アルファベットの手話もイラストで書いてあります。

注意されたい点

・情報量が多いのと本が大きいので、ベッドタイムストーリーには向きません。

まとめ

自分の娘には他者を尊敬できる人になってもらいたく、そのためには他人と自分を比べる必要がないとおもう核の部分の自分に自信を持つことが大事で、そして、世界各国には色々な他者がいるということを知って欲しくて、この絵本を選びました。

どのような人々が世界にはいるのかを知り、自分はどのようになりたいのかを考えるきっかけになるといいなと思います。

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